弱点の「eSIM使い勝手」向上！povo2.0、iOS 16の「eSIMクイック転送」に迅速対応

　KDDIはpovo2.0が本日から配信開始されたiOS 16の新機能「eSIMクイック転送」に対応したと発表しました。

　iPhoneのSIMカード/eSIMを新しいiPhoneのeSIMへ転送できるほか、現在利用中のSIMカードをeSIMに変更することも可能だといいます。

　チャットから手続き不要で、iPhone上で完結。スムーズに新しいiPhoneを利用できるとしています。

　povo2.0はeSIM再発行にオペレーターの確認工程が入るなど手間があり、物理SIMの方がよほど楽なのですが、eSIMクイック転送ならばこれをすっ飛ばせます。

　eSIMの使い勝手は携帯四社の中では24時間受付即時発行でUI/UXも優れた楽天モバイルが圧勝なのですが、今回KDDIはiOSの新機能をいち早くキャッチアップしたことで、povo2.0内でのiPhoneからiPhoneへの機種変更という限定的な条件とはいえ、この差を縮めてきた形と言えます。

　なおこれまでeSIM再発行の時間制限が厳しく使い勝手が著しく悪かったのですが、現在は1:00～2:50、7:00～23:50となっており、以前よりも受付可能時間が増えているなど、povo2.0は着実に改善を進めていることが伺えます。