異次元7500mAhバッテリー搭載。OPPO Find X9 Pro発表

　

　OPPOは最新フラグシップ、OPPO Find X9 Proを発表しました。

　ディスプレイにはLTPO AMOLEDが採用されており、1Hzから120Hzまでの可変リフレッシュレートにより、消費電力の大幅な省電力化に貢献しています。また、フロントカメラはディスプレイ上部にパンチホール型で配置されています。さらに、上下左右の四辺すべてにおいてベゼル幅1.15mmを達成し、非常に洗練されたデザインとなっています（参考までに、iPhone 17 Proのベゼル幅は1.5mm）。

　SoCは最新のMediatek Dimensity 9500を備えます。一部テストによると、Antutuスコアは400万を超え、Qualcommの最新フラグシップSnapdragon 8 Elite Gen5と同等のスコアとのことです。

　カメラはHasselblad監修となっており、レンズは3つ備えます。広角レンズはソニーのLYT-828、ペリスコープ望遠レンズはサムスンのISOCELL HP5、超広角レンズもサムスンのISOCELL JN5となっています。

　Find X8 Proでは、カメラ構成は印象的な円形のカメラバンプに4眼（広角、2つの望遠、超広角）を備えていましたが、Find X9 Proでは3眼（広角、望遠、超広角）に削減されています。画質はHasselblad監修。

メイン（広角）は1/1.28型・5000万画素のSony LYT-828を採用し、OISおよび全画素PDAFに対応します。

　望遠は3倍相当のペリスコープに2億画素のSamsung ISOCELL HP5を組み合わせています。高解像センサーのクロップと独自の「LUMO Super Pixel Engine」を活用することで、ロスレス域を広げつつ高倍率ズーム時のディテールを保持し、最大120倍までのズームでもノイズを抑えた描写を目指します。OISと高速AFにより、中望遠のポートレートから遠景の切り取りまで安定して撮影できると歌います。

　超広角はAF対応の5000万画素ISOCELL JN5を備え、約15mm相当の画角でダイナミックなパース表現を得られます。近接撮影にも強く、被写体に寄った表現もしやすくなっています。前世代のFind X8 Proが円形バンプ内に4眼（広角・望遠×2・超広角）を搭載していたのに対し、Find X9 Proは3眼に整理しつつ、高画素望遠とLUMO処理によりズーム画質を底上げした点が大きな進化と言えます。

　これだけでもお腹いっぱいですが、さらに驚くべきはバッテリー容量。なんと8.3mmという決して厚すぎないボディに脅威の7500mAhのシリコンカーボンバッテリーを備えます。高負荷ゲームをプレイし続けても12時間30分持ち、1080pHDR動画の連続再生に至っては約36時間持つといいます。シリコンカーボンバッテリーは大容量の代わりに寿命が短いと言われますが、OPPOは5年間使用しても最大容量80%は維持可能だと主張しています。

　カラーはSilk White、Titanium Charcoal、Velvet Redの3色展開になっています。価格は5299人民元(約11万1000円)からとなっています。

	OPPO Find X9 Pro
OS	ColorOS 16 (Android 16ベース)
SoC	Mediatek Dimensity 9500
実行メモリ	12GB/16GB
内蔵ストレージ	256GB/512GB/1TB
画面	6.78インチ、LTPO AMOLED、リフレッシュレート120Hz、輝度3600nits(peak)
Wi-Fi	Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/6/7
Bluetooth	Bluetooth 6.0、A2DP、LE、aptX HD、LHDC 5
カメラ	広角レンズ: LYT-828、5000万画素、24mm、f/1.5、1/1.28″、PDAF、OIS 望遠レンズ: ISOCELL HP5、2億画素、70mm、f/2.1、1/1.56″、PDAF、OIS、光学3倍ズーム 超広角レンズ: ISOCELL JN5 5000万画素、15mm、f/2.0、120˚、1/2.76″、PDAF
インカメラ	ISOCELL JN5 5000万画素、f/2.0、1/2.76″
電池	Si/C Li-Ion 7500mAh、80W有線充電、50W無線充電、10Wリバース充電
寸法	161.3 x 76.5 x 8.3mm、224g
その他	指紋認証(画面下、超音波)、防水防塵IP68/IP69