
OPPOは中国国内で、カメラフラグシップスマートフォンの「OPPO Find X9 Ultra」を発表しました。
広角カメラにSONYの2億画素イメージセンサー「LYTIA 901」を、光学3倍望遠カメラに1/1.28型の大型イメージセンサーを搭載。さらに、5000万画素の光学10倍望遠カメラを搭載するなど、強力なカメラ構成となっています。
なお、OPPO Find X9 Ultraは日本での発売も予告されています。
Index
デザイン
X9 Ultraはカメラバンプが六角形なのが特徴的なデザインとなっています。これは、カメラの絞りの形状からインスピレーションを受けているとのこと。

カラバリは、ホワイト・オレンジ・グレイの3色。グレイはHasselBladの一眼カメラX2D 100Cをオマージュした、一眼カメラ風のデザインとなっています。

ディスプレイ
X9 UltraはWQHD+の高解像度ながら最大144Hzのリフレッシュレートに対応。BOE製 X3素材により、最大1800nitの画面全体輝度で、低消費電力と長寿命を実現しているといいます。

1nitの最低輝度や、円偏光技術、超高周波PWM調光に対応するほか、AIに基づくアルゴリズムにより、目の疲れを軽減しています。
パフォーマンス
SoCには3nm製造のQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載。前世代からCPU性能が20%、GPU性能が23%向上しています。

カメラの大型化にも関わらず、バッテリーは7050mAhの大容量。これは高密度のシリコンカーボンバッテリーによって実現しているようです。100Wの有線急速充電と50Wのワイヤレス充電に対応。
このほか、特大サイズのバイブレーターや、左右対称のデュアルスピーカーを搭載。筐体はIP66・IP68・IP69Kの防水防塵規格と、スイスSGSによる5つ星の落下・衝撃耐性認証を通過しています。
カメラ
ハードウェア
Find X9 Ultraは、今年のカメラフラグシップの中でも抜けて強力なカメラハードウェアを搭載。
まず、広角カメラにはSONYの最新イメージセンサー「LYTIA 901」を搭載。2億画素 1/1.12型で、高精細な高画素撮影とHF-HDRによる100db以上の高いダイナミックレンジでの撮影を可能にしまています。

センサーサイズはX8 Ultraの1型よりも少し小さくなっていますが、f/1.5の明るいレンズにより集光量は1.1倍に向上しています。CIPA規格で6.5段分の補正能力の強力な手振れ補正も実装。
光学3倍望遠カメラは昨年の1/1.56型からさらに大型化し、1/1.28型 2億画素イメージセンサーを搭載。f/2.2と大口径でもあり、集光量はX8 Ultraの136%となっています。

X8 Ultraの光学6倍望遠カメラは廃止されましたが、この2億画素光学3倍望遠カメラからのインセンサーズームにより、6倍(139mm)でも高画質に撮影できるといい、5000万画素での出力も可能にしています。最短15cmの望遠マクロ撮影や、ライバル機のX300 Ultraの望遠カメラと同じようにCIPA 7.0の強力な手振れ補正にも対応。

そして、注目は光学10倍望遠カメラ。この望遠カメラには、3つのプリズムを横に繋げたような構造のプリズムが内蔵されており、開口部から入射した光を計5回反射。この構造より、通常のペリスコープレンズよりも長い焦点距離を実現しました。

イメージセンサーには5000万画素 1/2.75型のISOCELL JNLを搭載し、計算上ではこのレンズはGalaxy S23 Ultraの光学10倍望遠レンズの1.27倍の焦点距離と、3.3倍の集光量となっています。
この光学10倍望遠の高い望遠性能により、テレコンバーターに頼らずに、レンズ由来の強いボケ表現や圧縮効果での撮影、遠距離からのコンサートの撮影、野鳥撮影などができるといいます。

X8 Ultraで導入された複雑な光源下での色再現性を高める、マルチスペクトルカメラも強化。スペクトルのチャンネルが24chに増えた上、DCG-HDRに対応したことでハイコントラストシーンでも正確な色再現ができるとのこと。さらに、アルゴリズムの更新により、静止画だけでなく、動画撮影やLive Photoでも機能するようになりました。

超広角カメラついては、X7 UltraからX8 Ultraで1/2.75型へと小型になってしまっていましたが、1/1.95型に戻り集光量が増加しています。

フロントカメラは5000万画素になった上、4K60fpsに対応。6つのカメラ全てがFind X8 Ultraからアップグレードされています。
新しくなったマスターモード
Hassel Bladと共同開発のマスターモードが刷新。
OPPOのHDR表示技術であるProXDRにより、HasselBladの自然な色調を広いダイナミックレンジで再現可能に。また、新しい画像処理パイプラインにより、新しい滑らかなハイライトの遷移と連続的な中間調を保持し、光と影をフィルムのような奥行き感で再現。近年のスマートフォンの過剰な処理を回避し、自然な画像を撮影しているとのこと。

14mm、23mm、47mm、70mm、139mm、230mmの6つの焦点距離で最大5000万画素のJpeg、RAW撮影も可能になっています。
さらに、フィルム写真を再現する9種類のフィルムシュミレーションを用意。従来とは異なり、ハイライトとシャドウの完全な情報を元にフィルム処理を行うことで、フィルムの雰囲気をよりよく再現できるとそうです。

トーンやシャープネス、色温度などのパラメータを調整可能で、設定したパラメータを他のユーザーに共有することもできます。
マスターキット
Find X9 Ultraでは、専用の新しいテレコンバーターもオプションとして用意されています。光学3倍望遠カメラに装着することで、300mm(光学13倍)で1/1.28型イメージセンサーをフルに活用して撮影で可能に。

テレコンバーターは16枚の球面レンズから構成され、反射防止コーティングと超低分散素材を採用し、HasselBlad品質であるといいます。
このテレコンバーターは、別売りのマスターキットを購入することで入手でき、Find X9 Ultraに接続することで撮影ボタンやズームトグルを操作可能なグリップ付き保護ケース、フィルタアダプタなどが同梱されています。記念証明書とシリアル番号も付属。

動画撮影
Find X8 Ultraの4K 60fps Dolby Vision HDR撮影では、超広角から光学10倍望遠カメラまで使用可能で、0.6~30倍までの広いレンジで撮影できます。
さらに、広角カメラと光学3倍望遠カメラは、4K 120fps Dolby Vision HDR撮影、4K 120fps 10bit Log撮影に加え、8K 30fpsでのLog撮影までサポートしています。
Log撮影のプロファイルには新開発のO-Log2を用意。O-Log2を使うと、シャドウのディテールをより鮮明に保存し、画像のにじみを大幅に軽減することで、カラーグレーディングのためのダイナミックレンジを大幅に拡大するといいます。

そして、新たに3D LUTのインポートに対応。LUTをダウンロードし、リアルタイムにモニタリングしながらカラーグレーディングを行えるようになりました。スマートフォン上で選択したカラープロファイルを直接ビデオファイルに焼き付けることも可能です。

発売日・価格
OPPO Find X9 Ultraは既に中国国内で発売中。価格は7499元(約17.4万円)。テレコンバーターを含むHassel Bladマスターキットは2499元(5.8万円)。
グローバル向けにも発表されており、今夏日本での発売も予告されています。
スペック
| OS | ColorOS 16 (Android 16) |
|---|---|
| SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5 |
| メモリ | 12/16GB LPDDR5X |
| 容量 | 256/512GB,1TB UFS 4.1 |
| 画面 | 6.82型 WQHD+ (3168×1440) 有機EL LTPO 1-144Hz可変リフレッシュレート 全体最大輝度:1800nit 高周波PWM調光 フラットディスプレイ |
| カメラ | 広角:23mm 2億画素 LYTIA 901 1/1.12型 0.7μm f/1.5 OIS 超広角:14mm 5000万画素 LYTIA 600 1/1.95型 0.8μm f/2.0 AF 光学3倍望遠:70mm 2億画素 OV52A 1/1.28型 0.61μm f/2.2 OIS 15cm望遠マクロ撮影 光学10倍望遠:230mm 5000万画素 ISOCELL JNL 1/2.75型 0.64μm f/3.5 OIS 丹霞オリジナルカラーレンズ:19mm 320万画素 f/2.4 24ch |
| インカメラ | 21mm ISOCELL JN5 5000万画素 f/2.4 AF |
| 電池 | 7050mAh 100W有線急速充電 50Wワイヤレス急速充電 |
| 寸法 | 163.16×76.97×8.65(9.10)mm, 235(236)g ※()内はホワイト |
| カラー | オレンジ、ホワイト、グレイ |
| その他 | 画面内超音波指紋認証 ステレオスピーカー IP68/IP69 スーパー振動モーター USB 3.2 Gen 1 衛星通信(16GB+1TB 衛星通信版のみ) |








































