
いよいよきます、Google陣営のスマートグラス。
米現地時間5月19日、日本時間では20日未明に幕を開ける「Google I/O 2026」で、待望の「Android XR」搭載グラス型デバイス群が改めてプレビューされる見通しです。Android Authorityなどが伝えています。Googleにとっては、Explorer Editionが出た2013年のGoogle Glass以来、グラス領域へ本格的に戻る大きな動きになります。
Android XRのグラスは大きく2層構造で展開されます。1つは画面を持たない「AIグラス」で、内蔵スピーカー、マイク、カメラを使って、装着者がGeminiに話しかけたり、目の前のものについて文脈に沿った助言をもらったりできるタイプです。もう1つはレンズ内に透明ディスプレイを備える「ディスプレイAIグラス」で、ターンバイターンのナビ、リアルタイム翻訳の字幕、通知などを視界に直接重ねます。
パートナー陣営も豪華です。Samsung、XREAL、Warby Parker、Gentle MonsterがAndroid XR搭載グラス関連の開発に参画。アイウェアブランドを巻き込んだのは「テック企業が作った武骨な眼鏡」になりがちな問題への明確な答えで、地味に、いや、かなり重要なポイントです。さらにGucciを抱えるKeringについても、CEOがReutersに対し、Googleと組むGucciブランドのスマートグラスを2027年ごろに投入する考えを示しており、ファッション側からの本気度も伝わってきます。
最も具体像が見えているのはSamsungの「Galaxy Glasses」とされる製品で、開発コード名Jinjuです。Snapdragon AR1を載せ、12メガピクセルのSony IMX681カメラ、Bluetooth 5.3、スピーカー、調光レンズを備えて重量約50g。価格は379ドルから499ドルのレンジで、音声中心のAIグラスとして2026年内の投入が見込まれています。
一方、XREALとGoogleが、Qualcommも加わる形で進める「Project Aura」は、光学シースルー方式で70度超の視野角をうたう有線XRグラス。こちらも2026年中の登場を狙っています。
肝心のGemini連携は、スマートフォンとグラスをまたいで自然に使える体験づくりがカギになります。たとえば、スマホ側アプリの文脈や機能をグラス側の表示や音声体験に投影し、目の前の情報に合わせてGeminiの助けを受けるイメージ。これを裏で支える仕組みの1つが「Jetpack Projected」と呼ばれるAPI群で、アプリ開発者がスマホ向けアプリをグラス体験へつなげやすくするものです。既存のAndroidアプリ資産を生かしながらグラス向け体験を作る負担を下げる仕組み、と見たほうが正確です。
MetaはRay-Banとのパートナー製品で先行し、AppleはVision Proなど自社色の強い戦略を取るなか、Googleはハードを外部パートナーにも任せ、OSとAIで土俵を作りにきた、ということですね。正式発表に期待しましょう。










































