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酔狂。紙ノート置き換え狙う6年ぶり新型「reMarkable Paper Pure」発表

 紙ノート派の本気、6年ぶり刷新。

 reMarkable、覚えていますか? あのノルウェー発、手書きに全振りした電子ペーパー端末です。日本ではほとんど話題にならないのですが、同社から新型「reMarkable Paper Pure」が発表されました。米国価格は399ドル(約6万3000円)から

 reMarkableをご存じない方向けに簡単に補足すると、これは「紙のノートを置き換える」ことにフォーカスした電子ペーパー端末です。Kindleが読書専用機なら、こちらは書くことを軸にした専用機。一般的なアプリは入らないし、ブラウザでネットを見る端末でもありません。基本的には手書きノート、PDFやEPUBの読み込み、注釈、整理、共有に用途を絞っています。一方で、筆記の遅延と描き味だけは作り込んである、というのが伝統的な売りです。

 今回のPaper PureはreMarkable 2の正統後継です。6年ぶりのフルモデルチェンジで、2026年5月6日に発表。注文はすでに受け付けており、初回出荷は6月初旬から始まるそうです。

 画面は10.3型のCanvas displayで、E Ink Carta 1300をベースにしたモノクロ電子ペーパー。解像度は1872×1404で226ppi、書き込みの遅延は21msと公称しています。

 中身は1.7GHzのデュアルコアCortex-A55に実行メモリ2GB、内蔵ストレージ32GB。前モデルの8GBから4倍に増えました。バッテリーは3820mAhで、1日1時間程度のノート利用を前提に最大3週間の駆動をうたいます。

 重量は約360g、厚み6.0mm。前モデルの404g/4.7mmと比べると、わずかに厚くなる代わりにずいぶん軽くなりました。本体はネジとスナップで留める構造で、糊づけは使われていません。バッテリーを含む多くの部品は、修理専門業者が交換しやすい構造だといいます。素材は38%がリサイクル素材。バックカバーの樹脂は73%、中央フレームのマグネシウムは90%、電池のリチウムとコバルトに至っては100%リサイクル品なのだとか。

 ただし、フロントライトはありません。reMarkable 2と同じく、暗所では外部照明が必要。ちなみに、キーボード接続用のポゴピンも今回省略されました。スタイラスは標準の「Marker」、消しゴム機能付きの「Marker Plus」を選べて、後者はSleeve Folioと一緒に449ドルのバンドルに入ります。なお、reMarkable 2用のMarkerはPaper Pureでは使えません。

 また、Google CalendarやOutlookを使った会議ノート、SlackやMiroへの送信、手書き検索などの高度な連携を使うには「reMarkable Connect」(月3.99ドル/年39ドル、50日間の無料トライアルあり)の契約が要ります。紙のノートを置き換えるための贅沢な製品だと言えそうですね。

項目 reMarkable Paper Pure
OS reMarkable OS(カスタムLinuxベース)
プロセッサ 1.7GHz デュアルコア Cortex-A55
実行メモリ 2GB LPDDR4
内蔵ストレージ 32GB
画面 10.3型 Canvas display(E Ink Carta 1300ベース)、1872×1404、226ppi、Gorilla Glass 3
筆記遅延 21ms
電池 3820mAh、最大3週間(1日1時間程度のノート利用ベース)
接続 Wi-Fi 2.4/5GHz、USB-C
寸法 228.1 × 187.1 × 6.0 mm
重量 約360g
素材 マグネシウム中央フレーム、Polymer Alloyリアカバー、合計38%リサイクル素材
修理性 ネジとスナップで固定。多くの部品は修理専門業者による交換を想定
対応ペン Marker/Marker Plus(Paper Pro/Paper Pro Move系)。reMarkable 2用Markerは非対応
付属 Marker、1m USB-C充電ケーブル、交換用ペン先6本
価格 399ドル(Marker同梱)/449ドル(Marker Plus+Sleeve Folio)
発売・出荷 2026年5月6日発表、2026年6月初旬から出荷開始

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