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最新「Gemini 3.8 Flash」発表。わずか6週間で3回目の更新に

最新「Gemini 3.8 Flash」発表。わずか6週間で3回目の更新に

 Googleは9月2日、生成AIモデル「Gemini 3.8 Flash」を発表しました。前モデルのGemini 3.7 Flashから、まだ約3週間。Google自身が「6週間で3回目のFlashリリース」と説明する、矢継ぎ早の更新です。

 発表日を並べると、3.6 Flashが7月21日、3.7 Flashが8月13日、今回の3.8 Flashが9月2日。3.7からは20日しか経っていません。

 Googleによると、3.8 Flashはソフトウェア開発や、ツールを使って作業を進めるAIエージェント、専門分野の複数段階の推論を強化。一般利用者向けには、Google AI Pro/Ultra契約者のGeminiアプリ、Google検索のAIモード、GoogleスプレッドシートのGeminiで提供するとしています。

 公式の比較では、専門分野の推論を測るHLE-Verifiedが3.7 Flashの53.6%から54.9%に向上。金融分野のVals Finance Agent v2も59.0%から61.4%に伸びています。いずれもGoogleが公表した評価結果です。

 ただし、単価据え置きでも、1件の作業にかかる費用まで同じとは限りません。Googleは、複雑な課題では推論やツール呼び出しを繰り返し、特に思考の強度を高くするとトークン消費が増える場合があると説明。効率を重視する用途では、思考の強度を下げるか、引き続きサポートされる3.7 Flashを使う選択肢も示しています。

 同時に、脆弱性の発見と修正に特化した「Gemini 3.8 Flash Cyber」も発表しました。こちらはFairwindプログラムを通じ、信頼できる防御側の組織などに提供するモデルで、一般向けFlashとは提供対象が異なります。

 APIの導入価格は3.7 Flashと同じで、100万トークンあたり入力0.75米ドル(約117円)、出力3.75米ドル(約586円)。2026年12月31日までの価格で、2027年1月1日からは入力1.50米ドル(約234円)、出力7.50米ドル(約1172円)となります。

 Gemini 3.x Flashは、確かに短いわずかな推論時間で高い思考力を有するため、優秀であると言って良いと思います。

 ただ一方で、やはり期待されている本命はより高度なタスク・コーディング用途であり、その領域で極めて高い能力を持つのがOpenAIのGPT-6 Astra、AnthropicのClaude Fableです。そこに対抗するためのGemini 3.1 Proの後継を未だに出せていないのは、Googleはモデル開発に失敗しているとの誹りを受けても仕方ありません。この敗北を挽回するProを出せるのか、見守りたいところです。

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