OnePlusの「Ace」シリーズは、ハイエンド級のSoCを比較的手頃な価格で載せる中国向けの製品ライン。前モデルのOnePlus Ace 6は、Snapdragon 8 Eliteに最大165Hzの6.83型画面、7800mAh相当の電池を備えていましたが、冷却ファンは積んでいませんでした。
その後継として、OnePlusは10月29日に中国で「OnePlus Ace 7」と「OnePlus Ace 7 Pro」を発表。2機種とも本体に冷却ファンを内蔵し、ゲーム時に最大185Hzで表示できる6.78型画面と9000mAhの電池を備えます。
通常価格はAce 7が4399元(約10万4000円)から、Ace 7 Proが4799元(約11万3400円)から。さらに初売り期間の優待価格が用意されており、Ace 7は3249元(約7万6800円)から、Ace 7 Proは3649元(約8万6200円)から購入できます。
冷却には、OnePlusが「双路冰河风冷系统」(2系統の空気の通り道を持つ空冷システム、の意)と呼ぶ機構を採用。ファンの風を2つに分け、一方はSoCへ直接吹き付けて放熱し、もう一方は背面パネルに当てて握った時の熱さを和らげるといいます。
そしてSoCの熱は、ビデオカードのような塔型のフィンへ移してから風で排出します。
OnePlusによると、室温25℃でファンを最も強い「极速」モードにし、「和平精英」を185fps・「流畅」(滑らか)画質で1時間遊んだ場合、ファンを使わない時と比べて背面のSoC付近の温度が最大10℃下がる結果になったとのこと。
また、ファン自体は防塵仕様。中国の国家規格における防塵試験を、規定の8時間の3倍にあたる24時間連続で行っても通過したとしています。
画面は6.78型の有機ELで、解像度は2772×1272。普段は1〜165Hzで切り替わり、185Hzは対応ゲームでのみ有効になります。OnePlusによると約40タイトルが185fpsに対応するとしています。
加えて、タッチ応答を速める「灵犀触控芯片T3」、ゲーム通信の遅延を抑える「电竞网络芯片G3」、高フレームレート時の残像を抑える「超级显示芯片P4」という3つの独自チップも搭載。
電池は1セル設計の9000mAhで、100Wの有線充電に対応。室温25℃で付属充電器を使い、ファンを回した状態で画面を消して充電すると、最短30分でAce 7は58%、Ace 7 Proは60%まで充電できると説明しています。
一方、充電出力はAce 6の120Wから下がったものの、電池容量は7800mAh相当から増加しました。ゲーム中に電池を経由せず本体へ直接給電するバイパス給電にも対応します。
2機種の主な違いはSoCとカメラ。Ace 7は「Snapdragon 8 Elite Gen 5 V Series」を採用しました。
OnePlusはSnapdragon 8 Elite Gen 5と同じアーキテクチャの別モデルと説明しており、公式仕様表におけるCPUの最大4.608GHzやGPUの「Adreno 840」はProと同じ表記です。
背面カメラはどちらも2億画素の広角が主役。しかしサブカメラの構成は異なり、Ace 7が800万画素の超広角を備えるのに対し、Ace 7 Proは超広角を省いて3.5倍・焦点距離80mm相当の5000万画素ペリスコープ望遠を搭載。

カラーは、Ace 7が「淬火」(焼き入れ)、「极夜黑」(極夜の黒)、「流光白」(流れる光の白)の3色展開。Ace 7 Proは「破风」(風を切る)、流光白、极夜黑の3色を用意します。淬火と破风はガラス背面で、残る2色はガラス繊維の複合素材を採用。
このほか、防塵防水はIP66・IP68・IP69・IP69Kに対応。画面内超音波指紋センサーや赤外線リモコンも備えます。
中国ではOPPO公式ストアなどで販売が始まっています。構成ごとの価格は次の通りです。
| 構成 | Ace 7 通常価格 | Ace 7 初売り価格 | Ace 7 Pro 通常価格 | Ace 7 Pro 初売り価格 |
|---|---|---|---|---|
| 12GB+256GB | 4399元(約10万4000円) | 3249元(約7万6800円) | 4799元(約11万3400円) | 3649元(約8万6200円) |
| 16GB+256GB | 4899元(約11万5800円) | 3649元(約8万6200円) | 5299元(約12万5200円) | 4049元(約9万5700円) |
| 12GB+512GB | 5199元(約12万2900円) | 3949元(約9万3300円) | 5599元(約13万2300円) | 4349元(約10万2800円) |
| 16GB+512GB | 5699元(約13万4700円) | 4349元(約10万2800円) | 5999元(約14万1800円) | 4749元(約11万2200円) |
| 16GB+1TB | 設定なし | 設定なし | 7299元(約17万2500円) | 5749元(約13万5900円) |
| 項目 | OnePlus Ace 7 | OnePlus Ace 7 Pro |
|---|---|---|
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5 V Series(SM8850-1-AB) | Snapdragon 8 Elite Gen 5 |
| 実行メモリ | 12GB、16GB(LPDDR5X Ultra) | 12GB、16GB(LPDDR5X Ultra) |
| ストレージ | 256GB、512GB(UFS 4.1) | 256GB、512GB、1TB(UFS 4.1) |
| 画面 | 6.78型 有機EL、2772×1272 | 6.78型 有機EL、2772×1272 |
| リフレッシュレート | 1〜165Hz、対応ゲームで最大185Hz | 1〜165Hz、対応ゲームで最大185Hz |
| 背面カメラ | 2億画素 広角(OIS)、800万画素 超広角 | 2億画素 広角(OIS)、5000万画素 3.5倍ペリスコープ望遠(OIS) |
| 前面カメラ | 1600万画素 | 1600万画素 |
| 電池 | 9000mAh(定格8775mAh) | 9000mAh(定格8775mAh) |
| 充電 | 有線100W | 有線100W |
| 冷却 | 冷却ファン内蔵 | 冷却ファン内蔵 |
| 防水防塵 | IP66、IP68、IP69、IP69K | IP66、IP68、IP69、IP69K |
| 生体認証 | 画面内超音波指紋 | 画面内超音波指紋 |
| サイズ | 162.30×77.37×8.50mm(淬火は厚さ8.59mm) | 162.30×77.37×8.50mm(破风は厚さ8.59mm) |
| 重さ | 約217g(淬火は約223g) | 約218g(破风は約225g) |
| OS | ColorOS 17(Android) | ColorOS 17(Android) |
空冷ファンと9000mAh電池を積んだ重厚なゲームスマホとなってます。













