
YouTubeアプリ内に見つかった「Tamba」のロゴ。画像出典:Android Authority
短い縦型動画では、YouTubeも「ショート」でTikTokやInstagramと競っています。これまでもYouTubeは、アプリ内メッセージなどのソーシャル機能を試してきました。
Android Authorityは米国時間11月3日、YouTubeのAndroidアプリ(バージョン21.44.534)のコードや素材から、「Tamba」という実験的なソーシャル機能の手がかりを見つけたと伝えました。
フォローやダイレクトメッセージ、グループチャット、独自の投稿機能を備えるとみられます。
見つかったロゴは、太字の「Tamba」の文字と、中央に再生ボタンをくり抜いた落書き風の図形を並べたもの。同じ図形だけのアイコンもあり、同誌はTambaのアプリアイコンになる可能性を挙げています。
また、Tamba用とされる38個のアイコンも見つかりました。いずれも手描きのような揺れた線で描かれており、メインのYouTubeアプリのすっきりしたデザインとは雰囲気が異なります。
アイコンにはホームや検索、作成、カメラ、受信箱、チャット、ステッカー、マイク、人型に「+」を付けたものなどが並びます。同誌はYouTubeよりもInstagramに近い画面構成を示すとみています。
YouTubeアプリに含まれるTamba用のアイコン。画像出典:Android Authority
さらに、このロゴはパッケージ名「com.google.android.youtube.sandbox」に結び付いており、YouTubeのコード上でも別のアプリとして扱われています。
そして「ANDROID_SANDBOX」や「IOS_SANDBOX」というクライアント識別子もあることから、同誌はGoogleがAndroidとiPhoneの両方に向けてTambaを開発している可能性を指摘しています。
コードには、SNSらしい通知の種類が数十個並びます。フォローやフォローリクエスト、その承認、ダイレクトメッセージ、グループチャットへの追加、投稿へのハート、音声やショート動画での返信などを用意。
このうちフォローリクエストが存在することから、同誌は、現在のYouTubeにはほとんどない非公開プロフィールに対応する可能性も挙げています。
一方、パッケージ名の「sandbox」は、ソフトウェア本体に影響を与えずに試せる隔離環境を指す言葉です。Tamba用のアイコンにも「experimental」(実験的)の名前が付いており、同誌は、広く公開する完成品ではなく、限られた利用者でソーシャル機能を試す場になる可能性があると伝えています。
もっとも、社内テスト用の「com.google.android.youtube.test」は別に用意されています。新規利用者向けの案内文字列もあるため、同誌は単なるYouTubeのテスト版ではなさそうだとしています。
YouTubeはメインのアプリでもメッセージ機能を拡大しており、公式ヘルプでは送信者を含め最大30人のグループチャットの作り方も案内しています。同誌は、Tambaの機能がメインアプリと重なる可能性や、最終的に単独アプリではなくYouTube本体へ機能が入る可能性も挙げています。
また、「Tamba」という名称もロゴ以外には見当たらず、仮の名前である可能性もあります。実際に公開されるかどうかや、その時期はまだ分かっていません。
YouTubeでショートを見て、そのまま友達とやり取りできる場所が別アプリで生まれるのでしょうか。もっとも、GoogleはGoogle+をはじめ、SNSを立ち上げては畳んできた会社でもあります。手描き風のアイコンからは、いつものGoogleらしくないものを作ろうという意気込みが伝わってくるだけに、今度こそ「sandbox」の名前通りの実験で終わらせないで欲しいところです。











