たぶんAndroidが搭載されている電子辞書がSIIから発表される

掲載日時: 2012/11/27(火) 21:28

 この仕様、たぶんAndroidが搭載されています……。

 スマートフォンのOSとして主流となったAndroidですが、何もAndroidはスマートフォンだけのOSではありません。

 セイコーインスツルメンツが発表した電子辞書、おそらくこれは電子辞書の顔を被ったAndroid野郎です

1. 業界初、静電式カラータッチパネルを採用で、スマホのような操作感を実現
電子辞書として初めて、静電式のカラータッチパネルを採用しました。フリックスクロール、ピンチアウト、ピンチインなど、スマートフォンのようなタッチ操作が可能です。

 と謳われているように、スマホのような操作感を実現。さらには

4. リーダー、ライター機能を標準搭載
リーダーは電子書籍ビューワ「NetFront BookReader EPUB Edition」(株式会社ACCESS製)を搭載。最新フォーマットのEPUB3やPDFに対応し、電子書籍をはじめ、エクセル、パワーポイントなどのドキュメントを見ることが出来ます。ライターはスマホで人気の手書きアプリ「7notes with mazec-T」(株式会社MetaMoJi製)を搭載。日本語入力プログラムATOK(株式会社ジャストシステム製)との連携により、キーボード、手書き入力どちらからでも手軽にドキュメントの作成、保存が出来ます。

 極めつけは

6. 無線LAN内蔵でインターネットに接続可能
無線LAN環境があればインターネットに接続し、ブラウザを使った検索も可能。

 電子辞書を超えた何かがここに爆誕しました。

 電子辞書は以前から高性能化・高機能化が進み、絶対に使わないような辞書が同梱されていたり、なぜか青空文庫リーダが搭載されていたり、なぜかMP3プレイヤー機能やフォトビューワの機能がついていたり、兎にも角にも詰め込めるものをすべて詰め込んでいる、もはや何を求めているかわからない存在となっていました。

 今回の製品はそれらがさらに鋭利となり、SII特有のキーボードも相まって、調べることも簡単!! 謎の「ライター機能」も搭載……とこれは辞書じゃなくてPDAじゃないの? と頭にクエスチョンマークが浮かびます。

 高性能化に伴いWindows CE(組み込み向けのWindows)が搭載された電子辞書を改造して、いわゆる「勝手アプリ」を動作させる試みがあったのも記憶に新しいですね。

 余談ですが、筆者は未だに電子辞書としてIS01を使っています。この市場、やはり何かがおかしいですね。
(良い意味にも悪い意味にも) 

リンク・情報元:【SIIニュースリリース】 タッチ操作のカラー電子辞書「DAYFILER(デイファイラー)」を発売 業界初*1、高精細WVGA静電式カラータッチパネル採用で、スマートフォンのような操作感を実現

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