速報 SoftBank「ダブルLTE」発表 SB版アップル製品で「イーモバイルLTE」が利用可能に 本日から順次対応(更新完了)

掲載日時: 2013/03/21(木) 16:33

 SoftBankのiPhone5、iPad 4th LTE、iPad mini LTEユーザーに朗報です。

 本日16時、SoftBankは、「モバイルネットワークに関する説明会」の模様をUstreamにてライブ配信。

 SoftBank代表取締役の孫正義社長自ら登壇。SoftBankの電波は繋がりにくく、解約理由の最も多いものであったことをまず認め、これまで改善に努めてきたことを強調しました。

 去年の7月25日からプラチナバンドをサービス開始。基地局はギネスブックに申請できるほど迅速に建ててきたとのこと。大幅に前倒しし、今月末には2万局を達成したそうです。

 基地局数より、実際に繋がるかどうかが重要だと言う孫社長。音声接続率、パケット接続率の調査結果でも他社を超えたことをアピール。調査会社であるイプソスが世界で第二位の調査会社であることも再三強調しました。

 孫社長は、スマートフォン時代は音声ではなくデータ通信の利用が殆どであるとし、最近では「パケ詰まり」が大きな問題になっていると指摘。小セル化や基地局あたりのユーザー数、Wi-Fiスポットの拡大によってSoftBankがパケット通信において優位性があり、さらにWi-Fiスポットに至っては、個人宅に340万のfonルーターを無償配布しており、公衆Wi-Fiと合わせて385万のWi-Fiスポットがあると主張しました。

 さらに、本日からSoftBank FDD-LTEとE-MOBILE LTEをあわせた「ダブルLTE」が利用できるとのこと。これでSoftBankのLTE基地局は3.8万局となり、他社を圧倒するものになります。この「ダブルLTE」は都市部の駅周辺など混雑している場所から順次拡大していくそうです。

 現在、SoftBank版のiPad 4thiPhone 5にて、E-MOBILE LTE Band3が利用できるよう技適認証が通過しています。孫社長は、iPad 4th、iPhone 5、iPad miniにおいて利用できるとしています。(17:12 追記)利用のためにOSアップデートなどは不要とのこと。

 この優位性を孫社長は「高速道路」にたとえ、混雑時は二車線になり、「他社」のような「パケ詰まり」は起きなくなるとのこと。

 フルIPバックボーンを世界で初めて導入、SoftBankは660日間バックボーンに重大事故がないこともあわせて強調しました。

 また、イプソス社によるiPhone5同士の調査結果も発表。鍾乳洞でも繋がるとしたKDDIのCMを挙げて、今ではSoftBankのiPhoneの方が音声でも、パケット通信でも繋がりやすいそうです。

  データ通信の比較では、地域別では東北以外でSoftBankが1位。スポット別ではスキー場、ゴルフ場を除いてSoftBankが1位となっています。

 1.7GHzの必要なチップをAndroid端末にも搭載し、順次販売していく予定であるため、今後販売されるAndroid端末にも恩恵があるそうです。

 iPhoneのOSのアップデートは不要。バッテリーの減りにも影響はないとのこと。SoftBankのiPhone5、iPad 4th、iPad mini LTEユーザーには嬉しいお話です。

(17:00 初出でFDD-LTEとなるべき表記が、TD-LTEとなっている部分がありました。お詫びして訂正いたします)

(17:13 更新完了)

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