40Wに5つのポート。インテリジェントな電力管理機能を搭載した Anker USBチャージャーレビュー

掲載日時: 2014/04/02(水) 20:40

 Anker のUSBチャージャーがパワーアップして帰ってきました。以前紹介したモデルでは最大25W出力だったものが40W出力が可能とさらなるパワーアップを遂げ、さらには賢い電源管理機能がついたということだったので、発売日に即Amazonで注文しました。購入時の価格は2559円、数日利用してみたのでレビューしていきます。

前モデルより小型化

 開封して驚いたのが、前モデルよりも筐体が小型になっていたことです(両者共に写真左側)。タバコの箱ぐらいの大きさを想像してもらうとわかりやすいかなと思います。もちろんACアダプタは内蔵しているので、俗に言うメガネ型のケーブルを接続すればすぐ利用可能です(ケーブルは付属してきます)

 充電で可能なポートは5ポートあるので、普通の方はこれでことが足りてしまうかと思います。 

PowerIQで使うポートを気にする必要無し

Power IQのロゴマーク

 本モデルから搭載された新技術 PowerIQ は接続された端末を自動で認識し、適切な量の電流が流れるように制御を行うそうです。以前のモデルでは、iPad用・GalaxyTab用と専用のポートが用意されており、いちいち確認をするのが面倒くさい私は、USBケーブルを色分けして利用していました。

 本モデルから「どのUSBポートを利用しても最小値から最大2.1A までの出力が得られ、過剰な電流が流れることもないため、差し込むポートを選ぶ必要がなくなった」というのがメーカーの謳い文句です。

PowerIQの実力を試す

測定中の様子

 「大丈夫」と言われて「はいそうですか」と納得するほど、私は単純な人間ではありません。センチュリーから発売されている Centech CT-USB-PW を利用して、出力される電流量を計測してみました。

計測方法

端末  1回目  2回目  3回目  平均 
 iPhone5c 0.89 0.87 0.83 0.83 A
Nexus5  1.00 0.99 0.97 0.99 A 
 Nexus7(2012) 0.82 0.82 0.82 0.82 A
Nexus7(2013)  1.06 1.01 1.08 1.06 A
Kindle Fire  1.11 1.31 1.35 1.26 A
Kindle PaperWhite 0.44 0.45 0.45 0.45 A
kobo glo  0.49 0.48 0.49 0.48 A
PS VITA  1.07 1.06 1.04  1.06 A

 思っていたよりも、出力される電流量が少なかったものの、ケーブル(Nexus7 2013に付属したものを利用)の品質や、バッテリーの状態(温度や劣化具合)によって結果は大きく変わってくるので、参考程度にとどめておいてください。

 Kindle Fireでは最高値が 1.35 Aになるなど、安心してバッテリーの充電ができますね。iPadを持っていれば最大出力の 2.1 Aが見られたかもしれないのですが、筆者はiPadを持っていないので、その数字を拝むことはできませんでした。

USBチャージャーを持っていない方はこれを!前モデルユーザも買い換えを

PSEマークもあるヨ!

 シンプルな筐体で必要な機能を必要なだけ提供してくれる素敵アイテムでした。ガジェットが増え始めたユーザも、すでに25W出力の前モデルを利用しているユーザも手に取っておけば間違いの無い逸品だと思います。本モデルから黒色のカラーバリエーションも加わったので、2600円で買えるマストバイな周辺機器だと思いますよ!

おすすめ記事

何が出るのか教えて!シャオミ日本新機種、「Ultra」だけではない伏兵が存在か?

2024-04-29 23:58:57會原

Mi MaxXiaomiXiaomi 14 UltraXiaomi Pad 7 MaxXiaomi SU7 Max

シャオミは、X(Twitter)にて連日ティザーを投稿。このなかで、中国Weiboで使用したXiaomi 14 Ultraのティザー画像が存在しており、もはやXiaomi 14 Ultraの登場は確定的となっています。一方で、他のティザーも気になるところ。モニターなどスマホ以外の製品のものと思われるティザーも含まれていますが、スマホの可能性が高そうなものも。「最先端の超高速充電」とあることから、こ...

【朗報】Android 15は新しい「強制ダークモード」対応かも

2024-04-29 00:38:35會原

Android 15ダークモード

ダークモードがさらに広がりそうです。9to5Googleが伝えています。UIを黒基調にするダークモードは数年前にようやく定着しましたが、依然として非対応のアプリがあります。Android 15では、アプリにダークモードを強制するための新しいオプションがあるとのこと。Android 10から、GoogleはAndroidアプリで開発者オプションとして「フォースダークのオーバーライド(強制ダークモード...

Qi2、液晶での電池残量表示対応!Anker MagGo Power Bank (10000mAh) レビュー

2024-04-24 19:56:54そっぷる

Anker MagGo Power BankQi2レビュー

AnkerよりQi2対応のモバイルバッテリーが発売されました。前回紹介したものは6600mAhですが、今回は10000mAhの大容量モデルです。それ以外にも違いがあるので紹介していきます。内容物はUSB Type-Cケーブルとモバイルバッテリー本体のみ。ワイヤレス充電面にはQi2対応を表すQi2のロゴが表記されています。背面には簡易的なスタンドが備わっています。スタンドは非常に簡易的なものですが、...

HUAWEI Pura70シリーズ発表!Pシリーズから名称が変更、Ultraはレンズがつき出る1型沈胴式カメラを搭載

2024-04-24 18:50:23ピュアセル

HiSiliconHuaweiHuawei Pura70Huawei Pura70 ProHuawei Pura70 Pro+

中国ファーウェイは、中国国内で同社最新フラグシップスマートフォンの「HUAWEI Pura70」「HUAWEI Pura70 Pro」「HUAWEI Pura70 Pro+」「HUAWEI Pura70 Ultra」の4機種を発表しました。 同社傘下のHiSilicon製SoCを搭載し、Pura70 Pro+/Ultraは衛星通信に対応。Pura70 Ultraでは1型センサーと可変絞りの沈胴式広...

カテゴリー