マッドキャッツのモバイルゲーミングキーボード「S.T.R.I.K.E.M Wireless Keyboard」 レビュー

掲載日時: 2014/09/29(月) 12:41

 数多くのゲーミングデバイスを出しているMad Catzから様々な機器とBluetooth接続できるゲーミングキーボードが発売されました。ゲーミングキーボードをモバイルする必要性があるのかは置いておいて、早速レビューしていきます。

使いやすさを残した最小限サイズ

 最近、毎日PCを持ち歩いていましたが、出先でやることの多くは、メール返信などのテキスト入力。そこで、PCでなければいけない時以外はスマートフォンやタブレットを使うことにしました。長文を書くことが多いので、キーボードは必須です。すでに多くのモバイルBluetoothキーボードが出ている中で、「S.T.R.I.K.E.M」を使うメリットはあるのでしょうか。

VAIO P(上)とS.T.R.I.K.E.M(下)のキーピッチ比較

 「S.T.R.I.K.E.M」は、パンタグラフキーを採用し、しっかりとした打鍵感を得られます。キーストロークは2mm、キーピッチは15mmです。普通サイズのキーボードと比較してしまうと、もちろん打ちにくいのですが、ぎりぎりタイピングできるサイズ。これ以上キーが小さくなると周りのキーまで同時に押してしまいそうです。モバイルキーボードにありがちなタイピング時のたわみは、ほとんど感じませんでした。

 現在国内で販売されているモデルはブラックのみで、英語配列です。筆者はMacを英語配列で使っているため問題ありませんでしたが、初めて使う方は慣れるまで少し時間が掛かるかもしれません。他にも、ESCキーやF1~F12キーはFunキーを併用するなど一部特別な入力方法のキーがあります。

スペック

 約4時間の充電で、最大25時間使用できます。Bluetoothの最大通信距離は10m。対応OSはWindows 8.x/7/Vista/XP、Mac OS X 10.8以降、Andorid 3.0以降、iOS 6以降となっています。Windows Phone 8.1は、認識後接続できるものの、数秒後に切断されるため使用できませんでした。これはWindows PhoneがHIDプロファイルに対応していないのが原因でしょう。

2本の指で支えられた

 サイズは295×110×12mmで、重量は約199g。小型で軽量なボディに、しっかりとゲーミングデバイスの要素を残しており、特に奇抜なデザインや形状は、さすがMad Catsといったところ。

白色LEDのバックライト

 モバイルキーボードとしては珍しく、バックライトを搭載。輝度は5段階に調節できます。

OFNセンサー

 本体右上にはOFNセンサー、左右クリックボタンがあります。残念ながら、iOSデバイスでは使用できません。AndroidやWindows、Macでは、カーソルの移動やクリックなどマウスの代わりとして機能します。小さいタッチパッドのようなものです。センサーを押下でクリック、押しながら(または左クリックしながら)なぞることでスクロールになります。VAIOやThinkPadで慣れているせいか、ポインティング・スティックのほうが操作しやすいと思いました。とはいえ、タッチパネルでは難しい細かいクリック操作には便利です。Androidの場合、キーボード上のHOMEキーやBackキーなどが使えるので、手元ですべての操作を行えます。

各種操作ボタン

 左上には音量調節のホイールとメディアコントロールボタン、インジゲーターを挟んでさらに5つのボタン(左右クリック、バックライト調節、機器の切り替え、Bluetoothペアリング)があります。ワンタッチで最大4台の機器を切り替えられます。

 付属品は、充電用のUSBケーブル・キャリングポーチ・スタンドです。ポーチ表にはロゴ、裏には小物入れがあり、スタンドやUSBケーブルを収納できます。付属のスタンドは、端末や接地面と接触する部分にラバーコーティングが施してあります。

まとめ

 モバイルキーボードとしては少々高めでしょうか。対応OSの多さや、高機能さを加味して考えれば、納得できる値段だと感じました。Amazonでは、平行輸入品で国内未発売のレッドとホワイトが販売されています。なお、国内で販売されているブラックモデルの希望小売り価格は税抜9,980円です。

Mad Catz S.T.R.I.K.E.M Wireless Keyboard 並行輸入品 

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