MVNOでもeSIMと5Gを利用可能に―総務省、大手キャリアに求める
掲載日時: 2019/10/26(土) 21:35
総務省が21日開催の有識者会議において、遠隔でeSIMに契約情報を書き加える機能のMVNOへの開放を携帯大手キャリアに求める、大手と同時期に5GをMVNOが利用できるよう促す、といった方向性を示したと、日本経済新聞が報じました。
現在、iPhone、iPad、Apple Watch Cellular、Surface Pro LTE Advanced、PixelといったeSIM対応の端末が増えつつあります。
一方で、携帯大手キャリアはこのeSIMを、Apple Watchやワンナンバーサービスに限定的に展開しており、スマートフォンをeSIMで大手キャリアにて使うことはできません。
第4のキャリアである楽天モバイルはeSIM対応スマホ「Rakuten Mini」を予告しているものの、まだ提供には至っていません。
大手三社は長らく物理SIMによるデュアルSIMモデルも販売していません。ユーザーが自由に他社回線も使えるようになってしまうと、自社の利益が減るリスクがあります。
そうした状況を突き崩す可能性として期待されているのがMVNOということになります。
- 情報元日本経済新聞