iPhone 13シリーズの画面がピンク色に染まる。Appleはソフトウェアの問題と主張

　iPhone 13シリーズの「画面が突然ピンク色に染まる」という現象に遭遇しているユーザーがいるようです。

　Apple公式のディスカッションフォーラムに昨年10月、とあるユーザーがiPhone 13 Proの画面が突然ピンク色になり、アプリがクラッシュするようになったと投稿。

　ディスカッションフォーラムに投稿した本人のiPhoneは交換されましたが、その後数週間から数ヶ月の間に複数のユーザーから同様の問題が報告され始めました。

　この問題を投稿した一部のユーザーのiPhoneは交換されましたが、Appleがソフトウェアの問題と主張し、交換することができなかったユーザーもいるようです。

　ユーザーの一人が昨年12月に投稿したものによると、「写真を撮るとフリーズして画面がピンク色になり、自動的に再起動した。Appleサポートに電話をして診断してもらったが、何も問題ない」とのこと。

　この現象はAppleのディスカッションフォーラムだけにとどまらず、Redditにおいても同様の問題が多数報告されています。

　Redditの投稿によれば「GPSの不具合があり再起動したところ、再起動中にピンク色の画面になった」「iPhone 13のバッテリーの調子が悪く、フリーズするようになったので再起動をしたらピンク色の画面になった」など、他にも同様の現象が報告されています。

　iPhone 13シリーズの画面がピンク色になるという現象を報告した中国のテクノロジーニュースサイトMyDriversによると、Weibo上でユーザーからの問い合わせに返信する形でApple公式サポートが声明を出したと伝えています。

　それによれば「画面がピンクになる現象はiPhoneがフリーズしたときに発生し、ハードウェアに起因するものではない」としています。Appleはデータをバックアップし最新アップデートを適用することを推奨したようです。

　ハードウェア起因でないならばソフトウェアアップデートでの対策が待たれるところ。1月20日に開発者向けにリリースされたiOS 15.3 RCではこの現象の修正については言及されていません。