Meta、2024年までに4つのVRヘッドセットをリリース?XR市場への投資を加速か。

掲載日時: 2022/05/12(木) 17:21

 米Metaは、2024年までに、さらに4つのVRヘッドセットのリリースを予定していることが、米The Informationが入手した社内ロードマップによって判明しました。

 情報によると、MetaのマークザッカーバーグCEOは、積極的な新製品の投入によって、多くのユーザーがMetaのVRヘッドセットを利用し、発展途上であるXR市場へのイメージの定着を推進したいという構想を持っているとのこと。

 同社内で構想されている4つのうち1つは、コードネーム「Project Cambria」で知られるVRヘッドセットです。既に開発中とアナウンスされており、早ければ2022年9月にも発表される模様。著名リーカーによって予想レンダリング画像なども公開されており、今後さらに詳しいスペックなどが明らかになっていくとみられます。

 「Project Cambria」に関して具体的な価格はまだ発表されていませんが、Metaの広報担当者は「価格が大幅に上昇」すると述べています。The Informationの予想では、本体価格は約799ドル(約10万5000円)になると予想されており、これが本当であれば、現行のMeta Quest 2の299ドル(国内版3万7180円)の3倍に近い価格となります。

Project Cambriaの予想レンダリング画像(画像出展:Brad Lynch)

 ちなみに記事公開時点で、ザッカーバーグCEOはProject Cambriaについて12日により多くの情報を開示することを示唆しています。

 このほか、フラッグシップの位置付けである「Project Cambria」とは別に、2023年と2024年に低価格帯VRヘッドセット2モデルを投入、さらに、コードネーム「Funston」の、「Project Cambria」の後継となる高性能デバイスを投入する予定であるとのこと。

 Metaは、CNETなどの取材に対し、未発表の製品に関するコメントを拒否。

 VRヘッドセットだけでなく、ARスマートグラスなど、多くの企業が市場への参入を表明、または既に開発中と噂されており、今後XR市場は急速に拡大すると予想されます。今回の新端末の導入計画だけでなく、Meta Quest専門の実店舗をオープンするなど、特に積極的な姿勢を示すMetaは、市場においても大きな存在感を放っています。

 また、VRヘッドセット用のソフトウェアや、ハードウェアの機能性、さらには本体の価格においても、他社と比較して圧倒的にリードしているのが現状です。今後、AppleやSamsungなどの競合企業が本格参入した際に、市場はどう動くのか、今後の動向に注目が集まります。

情報元The Information
経由CNET

おすすめ記事

何が出るのか教えて!シャオミ日本新機種、「Ultra」だけではない伏兵が存在か?

2024-04-29 23:58:57會原

Mi MaxXiaomiXiaomi 14 UltraXiaomi Pad 7 MaxXiaomi SU7 Max

シャオミは、X(Twitter)にて連日ティザーを投稿。このなかで、中国Weiboで使用したXiaomi 14 Ultraのティザー画像が存在しており、もはやXiaomi 14 Ultraの登場は確定的となっています。一方で、他のティザーも気になるところ。モニターなどスマホ以外の製品のものと思われるティザーも含まれていますが、スマホの可能性が高そうなものも。「最先端の超高速充電」とあることから、こ...

【朗報】Android 15は新しい「強制ダークモード」対応かも

2024-04-29 00:38:35會原

Android 15ダークモード

ダークモードがさらに広がりそうです。9to5Googleが伝えています。UIを黒基調にするダークモードは数年前にようやく定着しましたが、依然として非対応のアプリがあります。Android 15では、アプリにダークモードを強制するための新しいオプションがあるとのこと。Android 10から、GoogleはAndroidアプリで開発者オプションとして「フォースダークのオーバーライド(強制ダークモード...

Qi2、液晶での電池残量表示対応!Anker MagGo Power Bank (10000mAh) レビュー

2024-04-24 19:56:54そっぷる

Anker MagGo Power BankQi2レビュー

AnkerよりQi2対応のモバイルバッテリーが発売されました。前回紹介したものは6600mAhですが、今回は10000mAhの大容量モデルです。それ以外にも違いがあるので紹介していきます。内容物はUSB Type-Cケーブルとモバイルバッテリー本体のみ。ワイヤレス充電面にはQi2対応を表すQi2のロゴが表記されています。背面には簡易的なスタンドが備わっています。スタンドは非常に簡易的なものですが、...

HUAWEI Pura70シリーズ発表!Pシリーズから名称が変更、Ultraはレンズがつき出る1型沈胴式カメラを搭載

2024-04-24 18:50:23ピュアセル

HiSiliconHuaweiHuawei Pura70Huawei Pura70 ProHuawei Pura70 Pro+

中国ファーウェイは、中国国内で同社最新フラグシップスマートフォンの「HUAWEI Pura70」「HUAWEI Pura70 Pro」「HUAWEI Pura70 Pro+」「HUAWEI Pura70 Ultra」の4機種を発表しました。 同社傘下のHiSilicon製SoCを搭載し、Pura70 Pro+/Ultraは衛星通信に対応。Pura70 Ultraでは1型センサーと可変絞りの沈胴式広...

カテゴリー