3つのメインカメラ、スナドラ8Gen2搭載「OPPO Find X6」シリーズ正式発表

　中国OPPOは、同社最新のフラッグシップ端末「OPPO Find X6」「OPPO Find X6 Pro」を発表しました。

デザイン

　「OPPO Find X6」シリーズは、先代と比較して大きくデザインが変わっており、本体中央部にある円形のカメラユニットが特徴的。

　「OPPO Find X6 Pro」のブラウン色のカメラユニットは、ガラスとアルミによる一眼レフカメラをイメージしたデザインとなっており、レンズ合わせ用の目印を意識したオレンジ色のポイントが刻まれています。

　本体カラーは、「OPPO Find X6 Pro」が先述のオレンジとブラック・グリーン、「OPPO Find X6」は、ゴールド・ブラック・グリーンのそれぞれ3色展開。背面素材は、オレンジ色のみフェイクレザーであり、それ以外の端末はガラスとなっています。

カメラ

　「OPPO Find X6 Pro」は、「3つのメインカメラ」をコンセプトにしており、新しい創造性とこれまでに前例のない高い画質を提供するとのこと。

　広角カメラには、Xiaomi 13 Proにも搭載されている1型のSony IMX989を採用。超広角カメラは、1/1.56型のIMX890、さらに1/1.56型で光学3倍ズームの潜望遠カメラとなっており、全て5000万画素。

　一方の「OPPO Find X6｣も、全てのカメラが5000万画素であるものの、メインカメラは1/1.56型のIMX890、超広角カメラは1/1.26型のSamsung JN1となります。ただ、無印モデルであってもペリスコープ望遠カメラを搭載している点は高く評価できます。

　両端末ともに、最近発表されたOPPO端末と同様にHasselbladによるチューニングが施されており、Hasselbladのカラープロファイルやプロモード、同社の一眼レフカメラに忠実なシャッター音などを利用できます。

ディスプレイ

　「OPPO Find X6 Pro」は、リフレッシュレート最大120Hz駆動に対応した、解像度3168×1440の6.82インチ有機ELディスプレイを搭載。最大輝度は2500ニトであり、OPPOによると世界で最も明るいディスプレイであるとのこと。

　「OPPO Find X6」も、リフレッシュレート最大120Hz駆動の6.74インチ有機ELディスプレイを搭載します。なお、解像度は2772×1240であるほか、最大輝度も1450ニトとなっています。

スペック

　両端末はそれぞれ異なるSoCを搭載しており、「OPPO Find X6 Pro」米Qualcomm最新のSnapdragon 8 Gen 2、「OPPO Find X6」は台湾MediaTekのDimensity 9200を採用。実行メモリおよび内蔵ストレージは、両機種ともに12/256GBまたは16/512GBから選択可能で、LPDDR5XおよびUFS 4.0規格に準拠します。

　Snapdragon 8 Gen 2およびDimensity 9200は4nmプロセスで製造されており、どちらも高性能コアのCortex-X3を搭載しています。高効率コアの構成や対応するディスプレイの解像度、動画再生フォーマットに若干の違いがあるものの、Dimensity 9200もSnapdragon 8 Gen 2に近いパフォーマンスを誇り、高い処理性能を期待できます。

　また、映像処理専用のNPUであるMariSilicon Xも引き続き搭載し、SoCとは異なるチップでリアルタイムでの画像処理を行えるため、カメラ性能の強化と併せてさらに高繊細な画像の撮影を実現しています。

バッテリー

　本体のバッテリー容量は、「OPPO Find X6 Pro」が5000mAh、「OPPO Find X6」は4800mAh。最大100WのSUPERVOOC有線急速充電と、最大50Wのワイヤレス急速充電にも対応します。なお、「OPPO Find X6」は、有線急速充電は最大80Wであるほか、ワイヤレス充電には非対応となっています。

価格・発売日

　「OPPO Find X6」シリーズは、すでに中国国内にて販売を開始しています。本体価格は、「OPPO Find X6 Pro」の12/256GBモデルが5999人民元(約11万6300円)から、「OPPO Find X6」の12/256GBモデルが4499人民元(約8万7000円)からとなっています。

　なお、現在のところ中国国内のみの販売であり、その他の市場における販売については明らかにされていません。