
小粒進化と値上げ観測。
オランダ発の「Fairphone」といえば、環境優先スマホの代名詞です。紛争鉱物を避けた調達、フェアトレードの金やリサイクル素材の採用、ネジを外すだけでユーザー自身が電池や画面を交換できる高い修理性、そして数年におよぶ長期のソフトウェア更新。環境負荷と社会的公正を最優先に掲げる製品です。
その代償として、歴代モデルのスペックは価格に対してかなり厳しいものでした。
2021年のFairphone 4はSnapdragon 750Gに60Hzの液晶、厚さ10.5mmで225gという鈍重な仕上がり。2023年のFairphone 5もQCM6490(Snapdragon 778G相当)に90Hz有機ELで、価格は699ユーロ。
そう、純粋な製品性能で選ぶ理由はほぼなく、ガジェットとしての魅力より「この理念に票を投じる」という意志表示として買われるブランドに近い側面がありました。
流れが少し変わったのが2025年6月のFairphone 6です。SoCはSnapdragon 7s Gen 3へ、画面は6.31型のLTPO有機ELで120Hz駆動、重量は193gまで軽くなり、電池は4415mAhへ増量。そのうえで価格は599ユーロと、前世代より100ユーロ安くなりました。

そんなFairphoneの次期モデルとされる画像や仕様、価格が流出したと、Android Authorityが伝えています。フランスのリーカーbillbil-kun氏がDealabsに投稿したもので、名称は「Fairphone (Gen. 6+)」とされています。Fairphoneは2026年8月18日13時(CET)から公式YouTubeで新製品発表を配信する予定ですが、製品名はまだ明らかにしていません。
変わるのはSoCとメモリだけです。Qualcomm Snapdragon 7s Gen 4を採用し、実行メモリが8GBから12GB LPDDR5へ増えます。本体色にはCobalt Blueが加わり、Horizon Black、Forest Greenと合わせた3色構成になる見通し。ストレージは256GBのUFS 3.1で、microSDカードによる増設にも対応するとされています。
残りはほぼFairphone 6のままです。6.31型で1116×2484のLTPO P-OLED、10~120Hzの可変リフレッシュレート、5000万画素メインと1300万画素超広角の背面カメラ、3200万画素の前面カメラ、着脱式の4415mAh電池、IP55の防塵防水。高さ156.5mm、幅73.3mm、厚さ9.6mm、重量191.4gという寸法も据え置き。OSはAndroid 16ですが、Fairphone 6も2026年3月の更新でAndroid 16に到達済みなので、差分にはなりません。
価格については、Dealabsが649ユーロと伝えています。デンマークの販売店に5121デンマーククローネで掲載されたとの情報もあります。事実なら、Fairphone 6の発売時価格より50ユーロ、現在の実売価格より100ユーロ高い計算です。
Fairphone 6は、接着剤での固定箇所が一切ないので、ドライバー1本で12個のパーツはどれも数分で交換でき、長年にわたって使い続けることができると謳っています。

また、シリーズの一貫した特徴として、microSD対応というものも。イヤホン端子はFairphone 4で廃止してますけどね。

普通に使えるうえでの環境特化ですから、より幅広い層に受けていくのでしょうか。注目です。











