
ソニーが発表した「Xperia 10 VIII」の欧州と英国での価格をめぐり、海外のXperiaファンから厳しい声が相次いでいます。
今作の価格は599ユーロ、英国では549ポンド。前世代のXperia 10 VIIは発売時に449ユーロ、399ポンドでしたから、どちらも一世代で150ユーロ、150ポンドの値上げということになります。率にすれば欧州で約33%、英国では約38%の値上げです。
ところが中核となるSoCはSnapdragon 6 Gen 3、実行メモリは8GB、ストレージは128GB、電池容量は5000mAhと、いずれも前世代のまま。約6.1型の有機EL画面や、5000万画素の広角カメラと1300万画素の超広角カメラという構成も変わっていません。さらにデザインも殆ど変わっていません。
ソニーが前面に推している進化点は、最大輝度が前世代比で約50%高い画面と、全体音圧が約15%、低域音圧が30%超向上したフロントステレオスピーカー。電源ボタンを2度押しすると決済・ポイントアプリなどの一覧を呼び出せる「Rewards & Pay menu」といった点。日々の使い勝手に焦点を当てており、処理性能や保存容量は据え置きとなっています。
そのため、海外フォーラムReddit r/SonyXperiaでは、価格が話題の中心に。「価格を正当化できない」「Xperia 10 VIIを買った方がよい」「同じ価格なら中古のXperia 1シリーズを選ぶ」といった反応が並びます。
最上位の1シリーズより値段の安い立ち位置だったのが、ここまで値段が上がってしまい、進化も乏しいとなると批判が出るのも当然ではありますが、昨今のメモリ高騰からスペック向上がしにくく価格転嫁されにくいのは他社でも見られる現象であることもまた事実ではあります。
なおRedditでは、そうした背景事情を加味したり、microSDとイヤホン端子を両立する選択肢が少ない状況を挙げたりなど、擁護する声もありました。
実際、Xperia 10 VIIIは価格性能比が大きく劣後している一方、競合製品が手放してきた特徴であるmicroSDカードスロット、3.5mmイヤホン端子、ノッチやパンチホールのない画面、そして約168gの軽量筐体といった強みは存在しています。

さらに前世代と同じく、最大4回のOSバージョンアップと最長6年間のセキュリティ更新も予定されています。
欧州と英国では、2026年9月中旬から下旬に発売する予定です。
| 項目 | Xperia 10 VIII |
|---|---|
| ディスプレイ | 約6.1型 有機EL、Full HD+、60/120Hz |
| SoC | Snapdragon 6 Gen 3 Mobile Platform |
| 実行メモリ | 8GB、最大6GBの仮想メモリ対応 |
| ストレージ | 128GB |
| 外部ストレージ | microSDXC 最大2TB |
| 背面カメラ | 広角約5000万画素、超広角約1300万画素 |
| 前面カメラ | 約800万画素 |
| 電池容量 | 5000mAh |
| 防水・防塵 | IPX5/IPX8、IP6X |
| 本体寸法 | 幅約72mm、高さ約153mm、厚さ約8.3mm |
| 重量 | 約168g |











