BlackBerry Key2 LE、日本国内で4月12日予約開始、4月19日発売。

掲載日時: 2019/04/10(水) 18:11

 中国TCLの日本国内販売代理店であるFOXは、BlackBerry Key2 LEを4月19日に国内で発売します。予約受付開始は4月12日、価格は税込5万9800円。FOXまたはAmazonにて購入できます

 国内発売済みの上位モデルBlackBerry Key2はアルミ筐体、Snapdragon 660、実行6GBメモリ、容量3500mAh電池を搭載していたのに対し、Key2 LEはポリカーボネート、Snapdragon 636、実行4GB、3000mAh電池へとスペックダウン・コストダウン。

OS Android 8.1 Oreo
CPU Qualcomm Snapdragon 636
メモリ 4GB
ストレージ 64GB
microSDXC
ディスプレイ 4.5インチ 1620 x 1080 
カメラ 1300万画素+500万画素
f2.2 + f2.4
AF
インカメラ  800万画素 f2.0
 バッテリー 3000mAh, QC3.0
寸法  150.25 x 71.8 x 8.35 mm, 156g
LTE 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/26/28/32/38/40/41
3G 1/2/4/5/6/8
その他  802.11b/g/n 2.4GHz
802.11ac 5GHz, 802.11a/n 5GHz, Wi-Fi Direct
Bluetooth 5.0 Low Energy, EDR
NFC, FMラジオ
イヤホンジャックあり
デュアルSIM(nano-SIM)
2CC CA 下り150Mbps

 ちゃんとサクサク動くSoCかどうか、ハイエンドに慣れた自分の基準としては、S660とS630の間に大きな壁を感じます。S636は名前的にはS630と同じに見えますが、内実どちらかというとS660寄りなので、程々の解像度の本機は、よほどチューニングに問題がない限りそれなりに動くのではと推定されます。

 なお、Band 18非対応であるため、au回線での利用は不向き。サブ機ならともかくメイン機での運用であればドコモ回線・ソフトバンク回線を用いるべきです。

 キーボードショートカット、スピードキーには対応するものの、キーボード全体をなぞってスクロールする機能(Touch-Enabled)には非対応。

 カラーリングはSlate(濃紺)Champagne(金)Atomic(赤)の3色。サポートは専任オペレーターによるメール、フリーダイヤルでのサポート、購入日より1年間のメーカー保証修理。

 グローバル市場で2018年10月発売なので半年遅れとなっているのは率直に言えば残念ですが、しかしニッチなカテゴリーの国内の狭い市場、利益率の高い上位モデルの売れる期間を伸ばし、時間差で廉価版を投入、販売数を最大化することで、次の前面QWERTY機に続くと考えれば、まあ許容すべきか……といつまで続くかわからないニッチな機種だけに甘めの評価を下してあげたいところ。幸いにも、Key3投入まではまだまだ時間があり、Key2世代の現役期間が長くなりそうであるとのもあるので、それを信じられるなら、大目に見ましょう。

 とはいえ初心者には嬉しいiWnn搭載、性能低下もおそらく妥協し得るギリギリの絶妙なライン、それと引き換えに手を出しやすい価格というのは、「前面QWERTY端末を気軽に使ってみたい」というライトユーザーにとっての良い接触点になるはず。既に前面QWERTYの良さをわかっている私みたいなオタクには「いいから黙ってKey2を買え」でいいのですが、あまり知らないが興味を持っているだけの人も一定数いることでしょう。

関連:BlackBerry KEY2徹底ガチレビュー。これが物理キーの最強神機

 Key2 LEは、ニッチをより幅広いユーザー層に押し広げる、市場拡大の新しいチャンスとして期待したいところです。

情報元FOX

おすすめ記事

何が出るのか教えて!シャオミ日本新機種、「Ultra」だけではない伏兵が存在か?

2024-04-29 23:58:57會原

Mi MaxXiaomiXiaomi 14 UltraXiaomi Pad 7 MaxXiaomi SU7 Max

シャオミは、X(Twitter)にて連日ティザーを投稿。このなかで、中国Weiboで使用したXiaomi 14 Ultraのティザー画像が存在しており、もはやXiaomi 14 Ultraの登場は確定的となっています。一方で、他のティザーも気になるところ。モニターなどスマホ以外の製品のものと思われるティザーも含まれていますが、スマホの可能性が高そうなものも。「最先端の超高速充電」とあることから、こ...

【朗報】Android 15は新しい「強制ダークモード」対応かも

2024-04-29 00:38:35會原

Android 15ダークモード

ダークモードがさらに広がりそうです。9to5Googleが伝えています。UIを黒基調にするダークモードは数年前にようやく定着しましたが、依然として非対応のアプリがあります。Android 15では、アプリにダークモードを強制するための新しいオプションがあるとのこと。Android 10から、GoogleはAndroidアプリで開発者オプションとして「フォースダークのオーバーライド(強制ダークモード...

Qi2、液晶での電池残量表示対応!Anker MagGo Power Bank (10000mAh) レビュー

2024-04-24 19:56:54そっぷる

Anker MagGo Power BankQi2レビュー

AnkerよりQi2対応のモバイルバッテリーが発売されました。前回紹介したものは6600mAhですが、今回は10000mAhの大容量モデルです。それ以外にも違いがあるので紹介していきます。内容物はUSB Type-Cケーブルとモバイルバッテリー本体のみ。ワイヤレス充電面にはQi2対応を表すQi2のロゴが表記されています。背面には簡易的なスタンドが備わっています。スタンドは非常に簡易的なものですが、...

HUAWEI Pura70シリーズ発表!Pシリーズから名称が変更、Ultraはレンズがつき出る1型沈胴式カメラを搭載

2024-04-24 18:50:23ピュアセル

HiSiliconHuaweiHuawei Pura70Huawei Pura70 ProHuawei Pura70 Pro+

中国ファーウェイは、中国国内で同社最新フラグシップスマートフォンの「HUAWEI Pura70」「HUAWEI Pura70 Pro」「HUAWEI Pura70 Pro+」「HUAWEI Pura70 Ultra」の4機種を発表しました。 同社傘下のHiSilicon製SoCを搭載し、Pura70 Pro+/Ultraは衛星通信に対応。Pura70 Ultraでは1型センサーと可変絞りの沈胴式広...

カテゴリー