ソフトバンク、「半額サポート+」を発表。ソフトバンク回線契約不要で利用可能だが用途は限られそう

掲載日時: 2019/09/09(月) 03:05

 ソフトバンクは、機種代金の支払いが最大で半額不要になる「半額サポート+」を9月13日に提供開始すると発表しました。プログラム利用料は月額390円(不課税)×24カ月。対象機種は、スマートフォンとタブレットを想定。

 対象機種を分割48回払いで購入し、同時に加入することで、25カ月目以降に指定機種を購入した場合、査定完了日が属する請求月の翌請求月以降の旧機種の分割支払金の支払いが不要になるとのこと。

 加入条件は、「対象機種を48回払いで購入すること」「対象機種の購入時に申し込むこと」の2点。このプログラムはソフトバンク回線契約の有無に関わらず加入できるとのこと。回線契約がない場合には9月26日以降の提供。

 特典を利用するには、旧機種の回収および回収・査定条件を満たすこと、機種買い替え時の対象機種その他の条件があるとしています。旧機種が査定条件を満たさなかった場合、2万円(不課税)の支払いが必要とのこと。「あんしん保証パック with AppleCare Services」「あんしん保証パック」「あんしん保証パックプラス」に加入しているユーザーは2000円(不課税)。

 分割48回払いがプログラム加入条件ということは、一括購入して即SIMロック解除はできません。割賦残債免除という形で割引ということは、途中で一括清算するとプログラム加入の意味が無くなります。つまりソフトバンク回線以外で使いたいユーザーはこのプログラムで購入した端末を100日利用できないということになります。

 「半額サポート+」は改正法と省令への抵触を避けつつ、端末下取り回収による半額プログラムを継続するために編み出された印象。分割払いの場合SIMロックを100日間外せないので他社ユーザーの積極的な利用はそれほど期待できなさそう。ソフトバンクの端末をY!mobileやLINEモバイルで使いたいといった場合には使えそう。

2019年9月9日21時31分 訂正:ソフトバンクから購入した端末をY!mobileで利用するにはSIMロック解除が必要です。

 以下質疑応答。

共同通信:値引き額2万円まで規制は?

ソフトバンク常務執行役員菅野:端末のバンドルではない販売

ソフトバンク代表取締役副社長兼COO榛葉:当該規制は通信と端末のバンドルの場合。回線契約の必要がないので適用されない

東洋経済:端末だけ購入でも採算は取れるのか?

榛葉:影響はない、既存ユーザーは続けるだろう。こういうものがあるなら店舗で聞いてみようとチャンスになる。全体的にプラス

フリーランス西田:販売端末はSIMフリーになるのか?

榛葉:通信契約とは別。SIMロック期間は利用できない。期間後は利用できる

フリーランス西田:SIMロックが掛かっているが、期間後どうするかお客の選択だということか?

榛葉:その通り

ITmedia:半額サポート+以外では、他キャリアのユーザーは端末を買えないのか?

菅野:買える。一括と48回のみ。24回はシステムが整い次第

日経:改正法に抵触しないとのことだが、端末割引によって競争する状況を2年で脱するとの主旨に反するのでは?

榛葉:反するものではないと確認した

日経BP:そもそも他社ユーザーがソフトバンク端末だけ使うというのはありえるのか

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榛葉:LINEモバイルで使える

日経BP:ソフトバンクユーザー向けであって、結局は総務省対策か

榛葉:最後はユーザーが選択する

朝日新聞:結局SIMロック期間は縛られる。それでも2万円ルールにはかからないのか。総務省と打ち合わせたのか

榛葉:常に総務省と相談している

続報:ソフトバンク、ついに端末を単体販売へ!販路は?ルール違反じゃないの?

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