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ソフトバンク、ついに端末を単体販売へ!販路は?ルール違反じゃないの?

 ソフトバンクは本日、新たな端末代金負担軽減策として「半額サポート+(プログラム利用料 月額390円)」を発表しました。

ソフトバンクが発表した「半額サポート+」の疑問

「半額サポート+」とは

 4年割賦(48回払い)を組んで端末を購入、2年で端末を返却して次の指定機種を購入すれば、残り2年(24回)の残債を免除。つまり半額になるというわけ。

 しかし電気通信事業法改正と総務省の省令によって通信と端末の分離が定められ、値引き上限は総額2万円となるはず。それ以上の額の残債免除である上に、あれだけ問題視された4年縛りのような形ですし、今回のプログラムは普通に考えたらおかしいですよね。

 これについてソフトバンク代表取締役副社長を務める榛葉淳氏は、当該規制は通信と端末のバンドルの場合で、回線契約の必要がなければ適用されないとの見解を示し、これは総務省に照会済みである主旨を述べていました。

待望の端末単体販売、どこで買える?

 実際、端末単体でも購入可能になることが明かされています。

 「半額サポート+」を適用して回線なしで48回分割購入することも可能ですし、「半額サポート+」を適用せず「回線契約ナシ、一括払いで端末を購入して即SIMロック解除」も可能です。これは嬉しいですね。

 では、ソフトバンクにはオンライン、ショップ、家電量販店、サブブランドのY!mobileといった各販路があるが、どういった販路において端末単体販売を行うのか?という点について、弊媒体編集部から広報への電話取材では「基本的にソフトバンクブランドの端末を販売している全販路(ソフトバンク広報)」との回答。

半額免除にルール上の根拠はあるか?

 また、今回アンバンドル(端末と通信の非セット販売)なので総額2万円規制の適用対象外とのことだが、「半額サポート+」の「半額」という額は改正法上・省令上に根拠があるのか?という点については、「関係なく、最大残り半額を免除は『48回割賦のうち24回』というプログラムの立て付け上」とのこと。

 ということは極端な話、たとえば「12回だけ払えば、残り36回を免除する」という形もできるのではないか?との質問には、今回そのような形はやらないが(理屈上は抵触せずに)可能ではあるといいます。

 要するに、アンバンドルでやる限りは、割賦を組ませて下取りで残債免除するという形において、少なくとも現行ルールでは上限額はなさそうです。

「買い替えオプション」で13ヶ月目に一括精算も

 なお広報によれば、「買い替えオプション」を使うことで、13ヵ月目から24ヵ月目であっても、一括払いして、24回分の割賦残債を免除することも可能であるとしています。

 たとえば13ヶ月目に、13ヶ月目~24ヶ月目の12回分の残債を一括精算すれば、25ヶ月目~48ヶ月目までの24回分の残債免除を受けられるということ。つまり「2年も使ってられない、1年ごとに買い換える」というユーザーであっても「半額サポート+」を活用する余地はありそうということですね。

まとめと考察

 基本的にソフトバンクの全ての販路で端末単体購入に対応。「半額サポート+」も現行ルール上は抵触しない、ということになります。

 今回、4年縛りで悪質とされた「新しく対象機種を購入すること」も条件に。いくらアンバンドルとはいえ、端末はキャリア謹製クラップウェアがバンドルされたキャリア仕様であることに変わりはなく、キャリアの制御下にある各販路もバンドルのように推してくることも予想されます。大丈夫でしょうか。

 しかも、他の値引きは総額2万円以下にガチガチに規制した上で、48回割賦下取りの値引きは盛りだくさんとなれば、これではもはや総務省が、4年割賦を大手キャリアで組むよう消費者に奨励しているようにも見え、法改正の主旨にもそぐわないのではないかとも感じます。値引き総額規制と残債免除無制限のアンバランスさについては議論が必要のように思います。

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