vivoは、フォルダブルスマートフォン「vivo X Fold5」を発売しました。
vivo X Fold5は、軽量・強度を大々的にアピールしており、重量は217g、展開時の厚みは4.3mm、折りたたみ時の厚みは9.2mmに達します。ただし、これらの重量の記録は、数週間後に発売したGalaxy Z Fold7に更新されています(重量: 215g、展開時厚み: 4.2mm、折りたたみ時の厚み: 8.9mm)。
また、強度に関しては、カバースクリーンに強度の高いガラスを採用しており、前代比で30%の剛性が増したとのことです。また、ヒンジに関してもカーボンファイバーを採用することにより、60万回の折りたたみテストにも合格したといいます。
SoCはSnapdragon 8 Gen3。一般的なフラグシップはSnapdragon 8 Eliteを搭載するのが普通となっていますが、ゲームをよほど高画質でプレイしなければ十分な性能でしょう。
バッテリーは、6000mAhとこの薄さにしては大容量。音楽再生は80.6時間、オンラインミーティングは13.2時間続けて可能とのことです。さらに80W急速充電、40Wワイヤレス充電にも対応しています。
ディスプレイのサイズは、カバーディスプレイが6.53インチ、メインディスプレイが8.03インチ。また、LTPOを搭載し、可変リフレッシュレートで最大120Hzまで駆動可能です。
カメラはvivoの他スマホと同様にZEISS監修。メインカメラは5000万画素で、レンズの明るさはf/1.6。撮像素子のサイズは1/1.56型。ペリスコープ望遠レンズは5000万画素、f/2.6、1/1.95型で、最大3倍の光学ズームが可能です。超広角レンズは5000万画素、f/2.1、1/2.76型、視野角119°となっています。
カラーはグレー、ホワイト、グリーンの3色。グリーンは中国国内のみの販売です。なお、グレーは背面にガラス繊維を採用しているため、217gの軽さを実現していますが、ホワイトとグリーンは通常のガラスなので、226gと少々重くなっています。
価格は6999人民元(約14万4000円)から。大々的に薄さ・重さを謳っていますが、真に注目すべきはこのリーズナブルさでしょう。スペックだけ見ればGalaxy Z Fold7の後塵をわずかに拝する立場ですが、これだけのスペックのフォルダブルスマホをこの価格と考えると魅力的です。
vivo X Fold5 | |
---|---|
OS | OriginOS 5(中国版)、Funtouch OS 15(グローバル版) (どちらもAndroid 15ベース) |
SoC | Snapdragon 8 Gen 3 (1×3.3 GHz Cortex-X4 & 3×3.2 GHz Cortex-A720 & 2×3.0 GHz Cortex-A720 & 2×2.3 GHz Cortex-A520) |
実行メモリ | 12GB/16GB |
内蔵ストレージ | 256GB/512GB/1TB |
画面 | カバーディスプレイ: 6.53インチ、LTPO AMOLED、120Hz、5500nits(peak) メインディスプレイ: 8.03インチ、LTPO AMOLED、120Hz、4500nits(peak) |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/6e/7 |
Bluetooth | Bluetooth v5.4、A2DP、LE、aptX HD、aptX Adaptive、aptX Lossless |
カメラ | 広角レンズ: 5000万画素、23mm、f/1.6、1/1.56″、PDAF、OIS 望遠レンズ: 5000万画素、70mm、f/2.6、1/1.95″、PDAF、OIS、光学3倍ズーム 超広角レンズ: 5000万画素、15mm、f/2.1、119˚、1/2.76″、PDAF |
インカメラ | 2000万画素、f/2.4、21mm、1/3.6″ (メインディスプレイ、カバーディスプレイともに同じ) |
電池 | Si/C Li-Ion 6000mAh、80W有線充電、40W無線充電 |
寸法 | 展開時: 159.7 x 142.3 x 4.3 mm 折りたたみ時: 159.7 x 72.6 x 9.2 mm 217g(グレー)、226g(ホワイト、グリーン) |
その他 | 指紋認証(サイドボタン)、防水防塵(IP58/59) |