
ZTE nubiaは、エントリークラスのスマホ「nubia V80 Pro」を発表しました。現時点では、メキシコでの発売が先行して案内されています。
メキシコでは、Amazon内のnubia公式ストアなどで販売されるとされ、発売価格は8GB+256GBで5499ペソ。為替を1ペソ=約8.75円(2025年12月21日時点)で単純換算すると、5499ペソは約4万8102円、3799ペソ(V80 Design)は約3万3231円です。
背面はiPhoneを強く意識したフラット基調のデザインです。いっぽうで中身は、実用性を優先したエントリー向けの構成となっています。SoCはUnisoc T7280を搭載します。T7280はT620系のエントリー向けSoCで、5Gモデムは搭載していません。本機も通信は4G LTEまでで、5Gには対応しません。
ディスプレイは6.75型のIPS LCDで、解像度は1940×900(HD+)、リフレッシュレートは120Hzに対応します。最大1000nits(高輝度モード)とする情報もあります。
リアカメラは、1億800万画素(f/1.8)のメインに、200万画素(深度)とAI補助レンズを組み合わせた3眼構成です。フロントカメラは1600万画素となります。
nubia V80 Designが5000万画素メインとされるのに対して、V80 Proはメインを1億800万画素へ引き上げた形。
本機は、Android 16ベースのMyOS16(Nebula AIOS 2)を搭載し、Google Geminiにも対応するとされています。側面にはAI機能を呼び出す専用ボタンも備え、低価格帯で「AI体験」を売りにしています。
AI機能としては、詐欺対策をうたうAI Scam Alertのほか、画像加工(AI Style Transfer、AI Sketch、AI Image Editing)、壁紙生成(AI Wallpaper)、文章作成(AI Writing)、投稿支援(AI Social Publisher)、リアルタイム翻訳やLive Translatorなどが紹介されています。
バッテリー容量は5000mAhで、最大22.5Wの有線充電に対応します。さらに、バイパス充電(給電をバッテリー経由にせず本体へ回す機能)や、10Wの逆充電にも対応するとされています。
そのほかの装備として、側面指紋認証、3.5mmイヤホン端子、Bluetooth 5.2、2.4GHz/5GHzのWi-Fi、デュアルSIM、NFCを搭載します。
防塵・耐水はIP64に対応します。IP等級の「6」は防塵(粉じんが侵入しない等級)、「4」は水しぶきに対する保護を意味します。雨や水はねに強い一方で、水没や強い水流を想定したものではないため、過信は禁物です。

| OS | MyOS16(Nebula AIOS 2)/Android 16ベース(海外情報) |
|---|---|
| SoC | Unisoc T7280(T620系、12nm) |
| 実行メモリ | 8GB(最大20GB相当の仮想RAMを案内する場合あり) |
| 内蔵ストレージ | 256GB(microSDで最大1TB拡張に対応とする情報あり) |
| 画面 | 6.75型 IPS LCD(1940×900、120Hz) |
| リアカメラ | 1億800万画素(f/1.8、メイン)+200万画素(深度)+AI補助 |
| インカメラ | 1600万画素 |
| 電池 | 5000mAh(最大22.5W充電、10W逆充電、バイパス充電) |
| 寸法 | 166×79×7.7mm、195g |
| その他 | 4G対応、IP64、側面指紋認証、3.5mm端子、デュアルSIM、NFC、Bluetooth 5.2、Wi-Fi 2.4/5GHz、AIボタン |




















