
Xiaomiは、中国市場において新型スマートウォッチ「Xiaomi Watch 5」を発表しました。
価格は基本版が1999元(約2万8400円)、eSIM対応版が2299元(約3万2700円)。オプションで3Dプリントチタンバンドも780元(約1万1000円)で用意されています。
最大の特徴はEMG(筋電)センサーの搭載。これはスマートウォッチでは初の試みであるようで、手や指の筋肉の微細な動きを検知して操作に利用できるとのこと。具体的には指をつまむ動作や拳を握る動作などで、アラームのオフや通話応答、接続したスマートフォンのカメラ操作などが行えます。

この機能が実用的なのかは実際に使ってみないと何とも言えませんが、Apple Watchのダブルタップジェスチャーとは違ったアプローチで面白そうです。
ディスプレイは1.54インチのAMOLEDで、解像度は480×480、輝度は1500nitsとなっています。筐体は47mmのステンレススチール製で、前面と心拍センサー部分の両方にサファイアガラスを採用。Apple Watch Ultraなどと比べると少し小ぶりですね。

SoCはQualcomm Snapdragon W5と、省電力チップのBES2800を組み合わせたデュアルチップ構成。930mAhのバッテリーでパフォーマンスモードで最大6日間、省電力モードで最大18日間持つとしています。高機能なスマートウォッチとしてはえらく長寿命です。

そのほかECG(心電図)測定、150以上のスポーツモード、5ATM防水などを備えます。OSはHyperOS 3で、eSIM版は単独で通話やメッセージ送信、Alipay/WeChat決済、音楽ストリーミングなどが可能とのこと。
気になるのは日本市場への投入可否ですが、XiaomiのスマートウォッチでSnapdragon Wearを搭載するような高性能モデル(≒WearOS搭載機)は投入されたことがないため、過度な期待はしすぎないほうがいいかもですね。



















