
Metaの牙城に挑む一手
Samsungのモバイル部門でEVPを務めるJay Kim氏が、バルセロナで開催されたMWC 2026の会場で、同社が開発中のスマートグラスについていくつかの具体情報を明かしました。Android Authorityなどが伝えています。Samsungは2026年内の投入を目指しているものの、正式な発売時期はまだ公表していません。
Kim氏によると、このスマートグラスには「目線の高さ」にカメラを搭載し、スマートフォンと接続して利用するとのこと。Android Authorityによれば、カメラで得たデータの処理はスマートフォン側にオフロードされるといいます。
一方で、ディスプレイの有無についてKim氏は明言を避けました。ユーザーが表示を必要とするならスマートウォッチやスマートフォンのような別の製品がある、という趣旨の説明をしており、少なくとも現時点では内蔵ディスプレイの搭載は確認できていません。
SamMobileはこれまでの報道を踏まえ、Samsungが少なくとも2系統のスマートグラスを準備している可能性があると伝えています。まずはMeta Ray-Banに近いカメラ中心のモデルが先行し、その後にAR対応モデルが続く流れになるかもしれないとのこと。
スペック面では、過去の報道で1200万画素のSony IMX681センサー、155mAhバッテリー、Qualcomm製AR1チップの採用が噂されています。ただし、これらはSamsungが今回正式に認めた内容ではありません。なおSamsungとGoogle、QualcommによるXR分野での協業は2023年に表明され、その後Android XRプラットフォームへと発展してきました。
市場に目を向けると、Counterpoint Researchによれば、2025年下期の世界スマートグラス市場でMetaのシェアは82%に達したそうです。Samsungの参入は、この分野で存在感を強めるMetaに対抗する動きとして注目されます。もっとも、価格や正式な発売日、最終仕様などは依然として不明で、現時点では方向性が少しずつ見えてきた段階だといえそうです。



















