
XiaomiサブブランドのREDMIは、BOSE監修スピーカー・Snapdragon 8 Elite搭載の「REDMI K90」を中国で発表しました。本機はREDMI Kシリーズ最新作で、上位機種「Redmi K90 Pro Max」の無印版に当たります。各種性能を抑えつつ、2599元(約5万5866円)からと手に取りやすい価格を実現している点が特徴です。
REDMI K90は、SoCにQualcommのSnapdragon 8 Eliteを採用しています。現行は8 Elite Gen5なので一世代前のチップにはなりますが、Antutuスコア300万点程というデータもあり、まだまだ現役。重量級のゲームでも問題なく楽しむことができるでしょう。
ディスプレイは6.59インチ有機ELで、解像度は2510×1156、リフレッシュレートは最大120Hzに対応します。新世代の発光材料「M10」を採用したことで、ピーク輝度は3200ニト→3500ニトと明るくなり、約11%の発光効率向上を実現したとのこと。

先代REDMI K80の時点で6550mAhと爆盛だったバッテリーですが、K90で7100mAhまでさらに大型化。有線急速充電も90W→100Wにパワーアップしています。先代にはなかった逆充電(22.5W)にも対応し、その大容量バッテリーを外部デバイス給電用としても使用可能です。

ちなみにサイズ感ですが、先代は6.67インチだったのでK90は若干の小型化となりました。厚さも8.12mm→8.0mmとわずかながらスリムに。しかしバッテリー増量等の理由からか、重量は変わらず206gとなっています。
カメラはK90で大きく進化した点のひとつで、従来の広角+超広角に加えて望遠を搭載した3眼構成となりました。メインは5000万画素(1/1.55型・F1.88・OIS)、超広角は800万画素(F2.2)、望遠は5000万画素(F2.2)です。望遠カメラは2.5倍の光学ズームにも対応しており、より幅広い撮影シーンをカバーできるようになっています。

REDMI K90シリーズは、老舗音響メーカー「BOSE」とコラボし、「音」に力を入れてきたのも特筆すべきところ。無印版となる本機も、1115Fデュアルスピーカーを搭載し、ソフトウェア面にBOSEによる15段階の細密なチューニングが施してあります。さすがに上位機種のような大型サブウーファーまでは備わっていないものの、一般的のスマホ以上のサウンド体験が期待できそうです。

カラーは浅紫(パープル系)、水藍(ブルー系)、白(ホワイト)、黒(ブラック)の4色展開。先代のようなツートンカラーではなくなり、カメラバンプの形状を見ても、どちらかというと一昨年モデルに当たるK70に近い外観です。

価格は以下の通り。
- 12GB/256GB:2599元(約5万5866円)
- 12GB/512GB:3199元(約6万8763円)
- 16GB/256GB:2899元(約6万2314円)
- 16GB/512GB:3499元(約7万5211円)
- 16GB/1TB:3999元(約8万5959円)
SoCがSnapdragon 8 Eliteである点を加味しても、BOSE監修スピーカー、望遠搭載三眼カメラ、7100mAh大容量バッテリーといった特徴を備えつつこの価格は、十分にコスパ優秀な一台だと感じます。さすがはREDMI Kシリーズといったところでしょうか。先代はPOCO F7シリーズとして国内展開されていますので、今回も日本への投入を期待したいところです。
| OS | Xiaomi HyperOS 3(Android 16ベース) |
|---|---|
| SoC | Snapdragon 8 Elite |
| メモリ | 12GB / 16GB |
| 容量 | 256GB / 512GB / 1TB |
| 画面 | 6.59型 OLED(2510×1156、リフレッシュレート最大120Hz) |
| カメラ | 5000万画素広角(1/1.55型,F1.88,OIS)+5000万望遠(F2.2,光学2.5倍)+800万画素超広角(F2.2) |
| インカメラ | 2000万画素 |
| 電池 | 7100mAh(100W急速充電、22.5Wリバース充電) |
| 寸法 | 157.49 × 75.25 × 8.0 mm、約206g |
| その他 | IP68防水防塵、BOSE監修デュアルスピーカー、画面内指紋認証 |


















