Qualcommはまもなく次期スマートフォン向けSoCのSnapdragon 8 Gen 4もとい「Snapdragon 8 Elite」を発表する見込みですが、Steve H.McFlyことOnLeaksが同SoCを搭載した端末のAnTuTuベンチマークスコアをリークしたようです。同氏と手を組んだSmartprixが伝えています。
次期旗艦Snapdragonでは、PC向けSoCのSnapdragon X Elite/Plusシリーズで先駆けて採用されているOryonというCPUを搭載することにより、処理性能が大幅に向上していることがかねてより噂されていました。
リークされたのは、realme GT7 Proの試作機で動作させたAnTuTuベンチマークのスコアでその点数はなんと302万5991点という驚異的な数値。異なるOS間での比較は推奨されていませんが、iPhone 16 Pro Maxでは165万点、MediaTekが先日発表したDimensity 9400では280万点を記録しており、競合製品を大きく突き放します。
また、Snapdragon 8 Eliteにはこれまで通り(?)、2つのバージョンが用意されていると噂されています。通常モデルは最大4.09GHzで動作するコアが2つに、2.78GHzで動作するコアが6つ搭載される一方で、プレミアムモデルは最大4.32GHzで動作するコアが2つ搭載されるとのこと。
Snapdragon 8 Gen 3などに代表される24年モデルから比べて、25年モデルのSnapdragon 8 EliteやDimensity 9400はかなり大幅な性能向上を実現しましたが、少し心配になるのは消費電力や発熱問題。筆者のGalaxy Z Fold6は案外ゲーム性能が高くないわりに、かなり過熱すると感じているため、正直なところ、消費電力や性能を多少抑えたフラッグシップSoCみたいなものを出してほしいです。