メタ社は、自社の開発者会議「Meta Connect 2025」にて、新型のスマートグラス「Meta Ray-Ban Display」を発表しました。アメリカでは9月30日より販売予定です。
「Meta Ray-Ban Display」は、2023年に現行モデルが発売した「Ray-Ban Meta」の後継機に相当するデバイス。右目側にHUDを表示する仕組みで、解像度は600×600で視野角は20度、重量は69gです。
同デバイスは「Meta AI」に対応しており、音声での検索や翻訳などを利用できます。具体的には、リアルタイムでの字幕表示などに対応しているとのこと。バッテリーの使用可能時間は最大6時間と、メタ社は告知しています。
また本体にはカメラも搭載していて、写真や動画を撮影できます。
「Meta Ray-Ban Display」の操作は、EMGセンサーを搭載したリストバンド「Meta Neural Band」で行います(バッテリーの連続使用は最大18時間)。
同コントローラーは、手首の筋肉の動きを感知して、ジェスチャーを認識する仕組み。親指と人差し指、中指を組み合わすことで、タップ操作や音量の変更などを操作可能。12月には、人差し指で(物理的な)平面上をスワイプすることで文字入力する機能も実装予定です。
「Ray-Ban Meta」は、フレームに内蔵しているタッチパッドやボタンで操作する必要があったので、より「未来っぽく」なった印象ですね。Meta Quest(のハンドトラッキング操作)に近づいたとも言えそうです。
このように気になる機能が盛りだくさんの「Meta Ray-Ban Display」ですが、残念ながら、現時点では国内発売の予定は公表されていません。実は、前モデルの「Ray-Ban Meta」も日本では未発売なので結構先行きが怪しいのですが……今回は、なんとかリリースしてほしいところですね。