メタ社は、アパレルブランドOakleyと共同開発したスマートグラス「Oakley Meta Vanguard」を発表しました。アメリカなどでは2025年10月に発売予定ですが、現時点では国内でのリリース時期などは公表していません。
メタ社とOakleyは以前から協業していて、7月には「Oakley Meta HSTN」という名称のAIグラスを発売していました。今回、更なる新モデルが登場した形です。
「Oakley Meta Vanguard」は、スポーツ系サングラス風のデザインで、中央部分にカメラを搭載しているのが特徴。カメラのFOV(視野角)は122度で、写真や動画の撮影を実施できます。
カメラは複数の録画モードに対応。「3K/30FPS(最大3分)「1080p/60FPS (最大3分)」「1080p 30FPS(最大5分)」「720p(スローモーション)/120FPS」から設定を選んで撮影可能です。
本体は、IP67(高耐防水)となっており重量は66g。バッテリーの持続時間は最大9時間とのこと。
「Oakley Meta Vanguard」は「Meta AI」を搭載しています。前面カメラが認識した物体に関する質問に対応するほか、通話に関する通知を読み上げる機能もあります。
また、翻訳やビデオ通話での1人称視点の共有といった、「Oakley Meta HSTN」や「Ray-Ban Meta」で使用できた機能も、「Oakley Meta Vanguard」では利用できます。
スピーカーについては、アウトドアでの使用を想定して、6dBほど音量が大きく設定。具体的には、スキーやサイクリング、ランニングなどでの使用を想定しています。
スマートグラス領域でのメタ社といえば、Ray-Banとの協業が有名ですが、デバイスの発売スピードを鑑みるに、Oakley側とのプロジェクトにも力を入れているようです(ちなみに両ブランドの親会社は、同じEssilorLuxottica)。
果たしてどちらのブランドの製品がより支持を集めていくのか。今後の展開に注目です。