メタ社が将来的に、VRデバイスの設計を中国Goertek社に委託するという情報が浮上しました。海外メディアThe Informationの報道です。
同メディアは、Goertek社の従業員から得た情報として、レンズやディスプレイといったパーツの製造を、同社に移す動きがあると説明。
また、メタ社の新型デバイスの外装パーツの設計が、Goertek社で進んでいるそうです。メタ社は将来的(2030年まで)に、Goertekや他の「潜在的」メーカーが独立開発可能になることを目標としているとのこと。
割と驚きの情報ですが、肝心のメタ社側は、この報道を否定。
アンドリュー・ボズワースCTOは、X(旧Twitter)上で「我々はこれまで通りヘッドセットを自社で設計し続ける法人で、それを変更する計画はありません」と明言しています。
舞台裏で、どのような動きが進行中なのかは不透明なものの、メタ社が同社の外でVRデバイスを展開する「兆し」は以前からあります。
例えば2024年4月には、マイクロソフト(Xbox)と、限定版のMeta Questを開発していることを公式発表済。
同デバイスのスペックはまだ未公開ですが、Xbox向けのコントローラーがセットになり、「Xbox Cloud Gaming」がプレイできるそうです。
「Meta Questをメタ社から購入する」というのが、今のVR領域でおなじみの風景ですが、今後はそれが変化していくかもしれませんね。