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最新Ryzen 9搭載、4K出力4画面対応なのに13万円台!超小型PC「GEEKOM A8 Max」レビュー

 GEEKOM様からAMD Ryzen 9搭載のミニPC、A8 Maxを提供していただきました。レビューしていきます。

外観

 内容物は本体、説明書、外部電源、VESAマウント用アタッチメント、取り付け用のネジです。

  付属している電源は3ピンタイプですので、日本の一般的な家庭で使うには変換プラグが必要になります。

サンワサプライ(Sanwa Supply) 3P→2P変換アダプタ アースコード付き ブラック TAP-AD8BK

 正面から。USB Type-Aポート(USB 3.2 Gen2)が4つにイヤホンジャック端子があります。一番左端はシャットダウンしていても電源が使用可能です。

 左端にはSDカードスロットを搭載。カメラの写真を別途カードリーダーなしで転送できます。

 右側にはケンジントンのロック穴があります。盗難防止もしっかりしているのでオフィスでも安心して使えます。

 そして気になる背面です。

 左から順に説明しますと、電源用のDC(19V)、USB Type-C(USB4)、HDMI、RJ-45 LANポート(2.5GBASE-T対応)が2つ、USB Type-A(USB 3.2 Gen2、USB 2.0)、そして更にUSB Type-C(USB4)とHDMIが搭載されています。

 ミニPCながらも端子が非常に多いので、ハブやコンバーターを使うことなく単体で使用できます。

起動

 早速起動していきます。本製品はDP Altモードに対応しているので、USB Type-Cからポータブルモニターへケーブル1本で電源供給と映像出力が完結します。そのためPC本体の電源だけつなげば他の電源は不要、といったことも可能です。

 CPUは4nmのプロセスルールとZen4アーキテクチャが搭載された8コア16スレッドのAMD Ryzen 9 8945HSを搭載。最大周波数は5.2GHzまでクロック周波数があがります。

 オンボード(統合型)グラフィックスにはRadeon 780Mが搭載。VRAMは4GBと表記されています。レイトレーシングやDirectMLなど昨今の流行りはしっかり抑えられている印象ですが、実際にはどうなのでしょうか。後ほど検証します。

 SSDはCrucial製の2TBが採用されています。PCIe Gen 4×4で接続されているため非常に高速で使うことができます。一応換装もできます。

 ストレージの速度もチェックしてみました。読み込みは約4900MB/s、書き込みは約4300MB/sと非常に高速。これなら何をするにも困らないですね。

 有線ネットワークは2.5GBASE-T対応RJ-45端子が2口搭載されています。試しにスピードテストを行いましたが、ほぼ理論値に近い値が記録されました。

 コントローラーはRealtek Gaming 2.5GbE Family Controllerが搭載されています。また無線LANはMediaTekのMT7922が搭載されており、Wi-Fi 6Eに対応していることがわかります。

 OSはWindows 11 Proを搭載。リモートデスクトップも使える非常に便利なProです。そして、ミニPCで気になるライセンス問題ですが、本機種は問題なし。ボリュームライセンスではなく、きちんとOEM版のライセンスでした。開封してそのまま使用してOKです。

 HDMIとUSB4端子を使うことで、4Kのディスプレイに4台接続することが可能です。メーカー曰く、HDMI端子は2.0となっていましたが、筆者の環境でチェックしたところ、4K144Hz HDRで問題なく表示されたため、おそらくHDMI 2.1に対応しているのではないか?と思います。

ベンチマーク

 有名どころで一通りベンチマーク測定をしてみました。

Geekbench

 Geekbenchではシングルコアで2465、マルチコアで12716でした。ベンチマークだけ見れば第12世代のデスクトップ向けIntel i5やi7を超える値が確認できます。ミニPCでここまでのスコアが出るのであれば十分ではないでしょうか。

CINEBENCH R23

 マルチコアで14383ポイント、シングルコアで1353ポイントとやや低めな結果に終わりました。シングルコア同ランク帯のCPUで言えばi7 1165G7以下とちょっとどうなのかな?と思いましたが、マルチコアであればi9 9880Hを超える結果になりました。

3DMark

 3DMarkの結果は3029と機体のサイズを考えれば良好な値。先日レビューしたUltra 9を搭載したGT1 Megaよりはスコアが良好です。

ファイナルファンタジーXV

 こちらはベンチマーク中でも明らかにコマ落ちを感じるほどでしたが、結果は3894と普通という結果に。

ゲーム

 原神、Minecraft(Java)で試してみました。

原神

 原神は4Kで、グラフィックスを中にすれば30フレーム程度で安定してプレイできました。高にすると30フレームを切ることが多く、快適とは言えない状態になってしまいました。低にすると60フレーム前くらいまでスコアは伸びますが、60フレームを超えることは少なかったです。

 WindowsのAuto HDRを使ってInnocn 32M2Vでプレイしましたが、こちらも問題なし。

Minecraft

 Minecraftは非常に快適で描画距離や演算距離を32チャンクの最大にしてもおおよそ90フレーム前後で安定して遊ぶことができました。場所によっては120フレーム以上になるときもあったので、最大描画距離でも問題なく遊べると言えそうです。

画像生成

 Stable DiffusionをAMD向けに最適化したAmuseを使用しました。GPUをフルパワーでしっかり使ってくれるので、CPUのみを使用した場合のStable Diffusionより快適に使えます。1枚あたり、30秒前後でした。

総評

 本命は事務作業、だけどたまにゲーム、たまに画像生成、たまに……たまに……の用途にピッタリ。WordやExcelといった事務作業はもちろん、メモリも32GBと大容量を搭載しているのでChromeで大量のタブを開いても安定動作します。4Kディスプレイ4台出力も可能なので、マルチディスプレイで作業効率も爆上がり間違いなし。

 また、オンボードとはいえ、ある程度の映像・画像処理には耐えるので、昨今はやりの画像生成も楽しめました。これからの時代にピッタリの1台ではないでしょうか。

 今回紹介したGEEKOM A8 MaxはGEEKOM直販にて13万9900円で販売しております。その直販にて5%オフになるクーポンコード「A8MAXsmh」を提供していただきました。本クーポンは4月1日まで有効ですので、ぜひこの機会にご購入検討ください。

  また今回Amazonで使用できるクーポンも提供していただきました。こちらも直販同様5%オフになるクーポンコード「A8MAXSMH」を提供していただきました。こちらも直販同様に4月1日までの期限となっております。

GEEKOM A8 Max ミニpc、AMD Ryzen 9 8945HS 8コア/16スレッド 4.0GHz-5.2GHz 32GB DDR5 2TB M.2 PCle4.0 SSD 2.5Gbps デュアル LAN ポート Windows 11 Pro/Wi-Fi6E/BT5.2/SDカードスロット 最大8Kまで対応 4画面同時出力(2*USB4.0+2*HDMI)

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