さらば、今までありがとう iPhone & Apple Watch!
スマートウォッチ、良いですよね。時計機能だけでなく、スマホとの連携通知機能、おサイフケータイ、ワークアウトなど活用幅が広いです。様々な選択肢も登場して入手しやすい価格帯となり、デザインのバリエーションも増えているため、性別年齢問わず幅広く使いやすいデバイスになってきました。
筆者は、長らくApple WatchシリーズとXiaomi Smart Bandシリーズを併用していました。左手にApple Watch、右手にXiaomi Smart Bandのダブルウェアラブル。
そんな二刀流をしている理由は、Apple Watchの電池が持たないので、一日一回必要な充電を睡眠時に行い、Xiaomi Smart Bandで睡眠ログを取るというスタイルのためです。
Xiaomi Smart Bandは2週間に一回程度の充電で利用ができるロングバッテリーライフが強み。また、iPhoneとAndroidを常に2台持ち歩いているため、iPhoneの通知をApple Watchにて、Androidの通知をXiaomi Smart Bandで受けていました。iPhoneは電話、SMSのメイン回線、Androidはネットのメイン回線という使い分けです。
この使い方なので、iPhoneは最低限の機能が使えればよいので、iPhone 13 miniとApple Watch Siries6と古いモデルを利用して、Androidは通信がメインなので最新機種のGalaxy Z Fold 6とXiaomi Smart Band 8を利用していました。
このApple WatchとXiaomi Smart Bandの併用、iPhoneとAndroidの併用で、モバイル生活を長く過ごしていましたが、ついにAndroidとスマートウォッチの一台に集約することができました。特に、2008年リリースの初代iPhone 3Gから歴代使い続けてきたiPhoneの使用を16年ぶりに卒業することになりました。これは、HUAWEI WATCH GT 5を使い始めたのがきっかけです。
今回はそんなモバイル生活が一変するほどのインパクトのあるHUAWEI WATCH GT 5を紹介します。なお、HUAWEI WATCH GT 5は、ファーウェイ・ジャパンより46mmケース径ブルーのサンプルを提供いただきました。
HUAWEI WATCH GT 5は、ファーウェイ・ジャパンより2024年10月9日にリリースされたスマートウォッチです。ゴルフナビ機能に特徴を持つモデルです。
市場想定価格は、46mmケース径シリーズのブラックが3万3880円、ブルーが3万6080円、ブラウンが3万6080円。41mmケース径シリーズのブルーが3万3880円、ホワイトが3万6080円となっています。
HUAWEI WATCH GT 5は、前モデルHUAWEI WATCH GT 4に引き続き、日本の2,200以上のゴルフ場に対応したゴルフナビ機能を搭載しており、ゴルファーに使いやすいスマートウォッチです。コースやグリーン表示、5種の衛星システム対応でタッチした任意の点までの距離測定機能でコース攻略、気象情報をもとにした風速・風向き情報が参照できます。
スコアカードを手動入力で、ストローク数、平均パット数、フェアウェイキープ率、パーオン率(GIR)などプレイデータ統計がウォッチ、スマホアプリから確認。スマホアプリ「HUAWEI Health」で一打の軌跡をアニメーションの形で追跡共有機能、プレイ中の心拍数や歩数などのデータのモニタリングとゴルファーに役立つ機能が満載です。
筆者はゴルフをしないのですが、HUAWEI WATCH GT 5を使うのが楽しくなっています。その最大の理由がワークアウトのGPS精度です。
HUAWEI WATCH GT 5はアンテナが優秀なためか、GPS取得が爆速です。スマートウォッチでワークアウトを行う場合、GSP取得まで時間がかかることが多く、すぐにランニングを始めることができないことがありました。このタイムラグが長いとワークアウトへのモチベーションが下がってしまいます。またGPS精度が低いとワークアウト後のルートの確認で正確にログが取れていないと残念に感じてしまいます。
ワークアウト開始後、数秒ですぐにGPSを掴んでくれます。まるで太陽を向くヒマワリのように、常に衛星の方向を自動で認識し、信号を最適な状態に調整して、GPS精度が高くなっているようです。
おかげでワークアウト後にルートのログを見るのが楽しみになりました。実際、GPSの精度は前モデルより約20%以上向上しているそうです。
また、ワークアウト中は動いているため、ディスプレイのタッチ操作が難しくなります。HUAWEI WATCH GT 5は物理ボタンを2個搭載しており、ワークアウト中の操作もしやすいです。ワークアウトは詳細な情報を取得でき、体力向上を実感することができます。
ワークアウト中に経過情報の音声ガイダンスがあり、本体のスピーカーから再生されますのが、イヤホンとペアリングすることで本体に保存した音楽を再生しながらワークアウト情報を聴くことができ、スマホなしでウォッチ本体だけで充実したワークアウトを体験できます。おかげで、三日坊主に終わっていたワークアウトを一か月以上継続しており、体調維持に役立っています。
そしてApple Watchで愛用していたBluetooth通話機能に関しても、HUAWEI WATCH GT 5は対応しています。Androidと安定して通話ができるため、Apple Watchから乗り換えることができました。
なお、筆者はApple WatchでSuicaなど決済機能を利用していなかったため、乗り換えがしやすかったこともあります。各種決済機能を愛用している方には、HUAWEI WATCH GT 5はFeliCa非対応のため乗り換えは難しいかもしれません。Apple Watchの決済周り、優秀ですしね。
HUAWEI WATCH GT 5で意外に面白い機能として、情緒測定があります。
この情緒測定では「快適」「普通」「不快」の3段階の異なる状態を推測して自動で記録することができます。「不快」の状態が続いているときは、ウォッチに内蔵されている呼吸エクササイズを使ってリラックスを勧めてくれます。この情緒測定は実際に使っていると、意外に正確に表示されることが実感されて、不快のときにはデバイスの勧めに従い、深呼吸をするようになりました。
睡眠ログに関しても、仮眠などのデータが正確に取得できるため、睡眠時間が不規則な筆者には助かります。健康管理機能は、個々の機能だった健康管理モニタリングが「HUAWEI TruSenseシステム」に統合されて正確なトラッキングになっています。
睡眠測定は、心拍数と血中酸素レベルの変化から、睡眠中の呼吸の中断やその頻度を知るのに役立つ「睡眠中呼吸乱れ検知」機能を搭載し、科学的な睡眠モニタリング機能により睡眠の質を向上させるためのアドバイスももらえます。
ボディメイカー機能として、リアルタイムで消費カロリーを計測しており、毎食の摂取カロリーを手動で記録することで、1日のカロリーバランスを見ながら、より健康的に目標の体形に近づくことができます。心拍数測定は、予め設定した閾値を超えたときのアラート機能に対応します。その他、24時間連続の血中酸素レベル測定、ストレスレベル測定、体表面温度測定に対応しています。
バッテリー性能は、46mmケース径シリーズは通常使用で約2週間とのことですが、文字盤常時表示オンで一日数回ワークアウト利用だと、電池減少幅は1日あたり15%程度。週に一度の充電だけで利用ができています。
筆者は、入浴時に30分ほど充電する習慣にしており、ほぼいつもバッテリー残量が80%以上で利用ができています。
また充電に関しては、専用充電ケーブルだけなく、Qiワイヤレス充電に対応しています。これ、何気に珍しいですよね。極端な使い方としては、リバースワイヤレス充電対応のスマホに載せて充電も可能ですので、旅先で活用できます。これはApple Watchは非対応ですね。
文字盤のバリエーションも多く用意されています。また、左右にスワイプすることで、スマートアシストとカード表示ができるので、天気、音楽、健康、月齢などの情報の閲覧も簡単です。
このように使えば使うほど、筆者の生活シーンにぴったり合うHUAWEI WATCH GT 5のおかげで、スマホとスマートウォッチを一組だけに一元化することにしました。
iPhoneで使っていたメイン回線をAndroidに移動して、Androidはメイン回線とネット回線のデュアルSIMで使うようになりました。
筆者のモバイル環境は、あまり一般的ではないかもしれませんが、個人的にはiPhoneの利用をやめることができるほどのインパクトのある存在となりました。