Back Market Japan株式会社は2月3日、2024年の日本、米国、欧州における中古スマートフォンとタブレットの価格動向を発表しました。調査によると、iPhone SE第3世代の中古価格が日本市場で最大33.6%下落し、最も値下がり幅が大きい製品となっています。
調査期間は2024年1月から12月末までで、対象製品はiPhoneシリーズではiPhone 12からiPhone 15、iPhone SE第2世代および第3世代、iPadシリーズでは10.2インチから12.9インチモデルまでとなっています。
日本市場では、iPhone SE第3世代の販売価格が2万9096円からと、新品発売時価格5万7800円から大幅に下落しました。2位はiPad 10.2インチで21.7%の下落率、3位はiPhone 13で19.4%の下落率を記録しています。
特徴的な傾向として、iPhone新モデルが発売される9月前後に価格下落が加速する現象が確認されました。日仏米の3市場において、iPhoneシリーズ全体で最大15%の価格下落が見られたとのことです。
iPadに関しては、2023年に新モデルの発売がなかった反動で、2024年は価格下落が継続。特に日本市場ではiPad 10.2インチモデルが21.7%の価格下落を記録し、新製品発表のタイミングが中古市場価格に大きな影響を与えていることが明らかになりました。
Back Market Japanによると、日本市場特有の傾向として、小型サイズのスマートフォンが好まれる特徴があり、iPhone SEシリーズへの需要が継続して見込まれるとしています。2025年には第4世代の発売も予想されており、第3世代のさらなる価格下落が予測されるとのことです。