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Xiaomi 14 Ultraユーザーが注目する、Xiaomi 15 Ultraの進化点はここ。

 XiaomiはXiaomi 15 Ultraを日本で正式発表しました。

 中国版、グローバル版からの発表からまもなく、間髪入れずに日本発表と予約開始を行い、3月18日は発売するというスピード感は特筆に値します。そのスピード感を重視してFeliCaは搭載していませんが、そのかわり、欧州版よりも大幅に安い価格設定が話題を呼びました。前モデル比でもXiaomi 14 Ultraの約20万円から2万円ほど下限価格が安いので、率直に驚いた人が多かったような印象です。

 価格が下がった分、残念ながら可変絞りは廃止。ただ、Xiaomi 14 Ultraユーザーからすると、だからといって直ちに選択肢から除外されるとも限りません。ここぞの撮影で欲しい時はあるものの、筆者も日常的な利用頻度がそれほど高かったわけではなく、中間望遠の利用頻度が高いからです。

 

 筐体は順当に前モデルを継承しています。筆者が使っていた白との比較。レザーとは異なるテイストで、大理石を思わせる質感のホワイトは特に高級感を感じました。

 個人的に気に入ったのはシルバークロームのツートン。クラシカルなイメージのデザインですが、おしゃれで新鮮に感じました。

 カメラ突起の段差が変更。指にひっかかりやすくなって、持ちやすさに貢献しそう?と感じました。

 筆者は予約済みなので発売日が楽しみです。ちなみに今回もカメラキットありで別売りですが、今予約なら特典で0円です。

 このカメラグリップ、しっかり握れて、即時カメラを起動して撮影に移れて、写真体験が飛躍的に向上するので、素晴らしかったです。ただ前モデルでは充放電制御がおかしかったり、筆者の個体はハードに使いすぎたためか半年ほどで故障したので、あんまり過度には期待しすぎるなよとは言っておきます。そこも含めてじっくり使っていきたいです。

質感、ボタンのフィーリングなどは前モデル用のグリップから向上しているように感じた。

 カメラグリップからの即時起動に加えて、電源ボタン二度押しでのカメラ起動、そして0.6秒カメラ撮影のファストショット機能も備えるので万全です。ただ、音量ボタン二度押しだと、音楽や動画を再生した状態で使ってる時に、干渉するのではないかと思います。実機でチェックしてみたいところです。

 Xiaomi 14 Ultraが良すぎたので、カメラ部分の進化がどこまで感じられるのかはまだ不透明です。望遠が1/1.4インチの大型センサーとF値2.6のレンズを搭載しており、ここの画質向上がどうなっているのか少し気になります。

三脚使用

手持ち

 あと利用頻度の高い70mmですかね。単純に楽しい画角の上、テレマクロにも使えて便利なのですが、ちょっと写りが甘い部分もあったので、ここの画質が向上しているととても嬉しいです。

 個人的には、Xiaomi 14 Ultraの大きな不満点は監督モードの物足りなさでした。せっかくLog撮影対応なのに、画角切り替えで解除されたんですよね。メインカメラしかLog非対応だったのが惜しかったです。ここが15 Ultraでは全画角で対応したのが嬉しいですね。

 このあたり、最新ファームのXiaomi 14 Ultraでも確認できるのですが、監督モード自体は無くなってるのですが、その代わりPro撮影モードの動画録画モードが超強力となっています。本格派UIでフィルターとPro Lut、ヒストグラム、ソノグラム、ゼブラ、マスターシネマモード、LOGが使えるからです。しかも、筆者が長年「XperiaのCinemaProはLOGとLUT差し替えに対応すべき」と言っていたのが、このXiaomiのPro動画モードでは、ついにLUTプレビュー含め対応してるのですよね。感動しました。もうお前がCinemaPro、監督モードでいいです。実際、4Kか8Kなら、画角切替時も24fps設定が継承できるので、機能的にも実質的にも監督モードを後継するのが動画Proモードという理解で良いと思います。

Xiaomi 14 Ultra監督モードにはないLUTインポート機能まで備わっている

 XperiaのCinemaProで旅行を撮影するのが好きだったので、個人的にはこのような素晴らしい機能が備わってくれて嬉しいです。CinemaProの先を行く、カラグレを楽しめるマニアックな神スマホです。

 なにはともあれ、スマホカメラの中ではXiaomi Leicaの写りが最も高画質と写実的な味を高い次元で両立しており、期待度は高いです。Xiaomi 14 Ultraの不満点「カメラキットの出来」「LOG撮影」「中間望遠」という点に特に着目して、Xiaomi 15 Ultraを使ってみるつもりです。

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