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Xiaomi 15 Ultra発表。可変絞り廃止も、巨大な2億画素望遠を搭載した「夜神」を謳うカメラスマホ!

 Xiaomiは中国国内でフラグシップのスマートフォン「Xiaomi 15 Ultra」を発表しました。

 Snapdragon 8 Eliteや6000mAh大容量バッテリーを搭載。SONY製1型センサーLYT-900搭載の広角カメラや、2億画素で光学4.3倍の大型望遠カメラでの写真・動画撮影などが特徴となっています。Xiaomi 15 Ultraに装着可能なフォトグラファーキットも同時に発表されています。

デザイン

 近年のUltraシリーズと同様に、カメラ大型の円形バンプを採用。航空グレードのアルミ二ウム合金製のミドルフレームは背面まで回り込んでおり、4辺が湾曲したデザインとなっています。

 カラバリは4色。グリーンとブラックシルバーは、一眼レフカメラを意識したガラスとレザー素材を使ったツートンカラー。カメラの右上にはultraと刻印されています。

画像はブラックシルバー

 単色のブラックとホワイトも用意されており、耐衝撃の高い航空グレードのガラス素材を採用しています。IP68の防水防塵にも対応。

ディスプレイ

 画面は2K解像度で、1-120HzのLTPO可変リフレッシュレートに対応した有機ELディスプレイ。2K解像度ながらも低電圧で駆動する技術により、他社の1.5K解像度相当の消費電力であるといいます。

 CIE2015表色系に基づいた高い色精度の表示が可能で、撮影された作品の元の色を復元可能であるとしています。Xiaomiのデバイス間で同じ色で表示する機能もサポート。

 4辺が緩やかに湾曲したクアッドカーブデュスプレイ仕様で、高級感と滑らかな手触りを演出。ガラス素材にはXiaomiクリスタルガラス2.0を採用し、25%落下時の耐性を向上させています。

 画面内指紋認証の方式に超音波式を採用し、画面オン時に25%、オフ時に50%速くロック解除可能に。夜間や濡れた指でもロック解除できるといいます。

パフォーマンス

 SoCにはQualcomm製 3nmプロセスのSnapdragon 8 Eliteを搭載。

 独自の立体構造で面積の広い冷却システムを導入することで放熱効率が向上し、SoCの温度を最大3℃下げられるとのこと。カメラの冷却も担い、ポートレードの連写などの負荷のかかる撮影でも温度上昇の抑制を可能にしています。

 Wi-Fi・Bluetooth通信周りも信号強化チップと構成のアンテナ群、AI最適化により強化。電波の届きにくい環境や、ライブ配信・ビデオ通話といったシナリオでの体験を改善しています。さらに、なんと最大7km先のオフラインでの通話に対応しており、信号の送受信の強度をかなり高めているようです。

 衛星通信を今回全モデルでサポートし、テキスト・通話の送受信や、緊急時の通話要請、AIによる通話音声修復といった機能を備えています。

 バッテリー容量は6000mAhで14 Ultraよりも700mAh大容量に。14Uはバッテリーに不満があるというレビューもあったところなので嬉しい改善です。90Wの急速充電と80Wの無線充電に対応。

iPhone 16 Pro Maxよりも電池持ちが長いことをアピール

カメラ

 広角カメラには14 Ultraと同様、SONY製1型センサー「LYT-900」を搭載。f/1.63の明るいレンズによりiPhone 16 Pro Maxの205%の集光量を実現し、低照度下でもリアルな細部を捉えることが可能だといいます。

作例

 光学系に新素材・新技術・新工程を適用し、フィルタ・レンズ・保護ガラスまで刷新しています。これにより、フリンジや、フレア、ゴースト、曇り等を抑制。特に、カバーガラスは低反射のものを採用し、全てのレンズのフレア・ゴーストを低減しています。

iPhone 16 Pro Maxとの比較

 14 Ultraに採用されていた物理可変絞りは、今回残念ながら非搭載に。また、超広角カメラは1/2.52型 f/1.8から1/2.76型 f/2.2と集光量が下がっている上、122°から115°に少し狭い画角に。これらは、後述の望遠カメラに力を入れている分、コストや重量・スペースの面での影響だと思われます。

 望遠カメラは光学3倍(70mm)と光学4.3倍(100mm)の2機搭載。光学3倍は 5000万画素 1/2.51型のIMX858とf/1.8の明るいレンズの構成で、10cmの望遠マクロ撮影に対応しています。

作例

 光学4.3倍望遠カメラは今回の大目玉。2億画素 1/1.4型の大型センサー「ISOCELL HP9」に、長い焦点距離ながらf/2.6という明るく大口径なレンズを搭載しています。集光量はiPhone 16 Pro Maxの望遠カメラの4倍であるとのこと。

 2億画素を利用して、200mm(8.6倍)と400mm(17.2倍)のロスレスズームが可能。トグルにより8つの焦点距離を切り替えて撮影できます。Xiaomiは15 Ultraのコードネームを「夜神」としたうえで、クリアなだけでなく、実際の色情報を忠実に復元した夜景写真を撮影可能だといいます。

作例

 特にマスターポートレートモードでは、第二世代のAI基盤モデルを導入。透明度とシャドウのディテールを高め、さらに正確な光源検出と被写界深度推定によるぼかし効果を得られるとのこと。

iPhone 16 Pro Maxとの比較

 一眼レフカメラ風撮影体験をもたらす、フォトグラファーキットも刷新。白とゴールドの配色と、赤と黒の配色の2色が用意されています。

 バッテリー容量が1500mAhから2000mAhに増えた上、IP54の防水防滴に対応しました。さらに、シャッターボタンが交換可能になり、2つのボタンが同梱されています。従来通り、67mmのフィルタを装着可能。

 フォトグラファーキットと合わせて使える、0.6秒で撮影可能なファストショットモードはUIが刷新。より広いプレビューで、ライカチックなインターフェイスとなったほか、片手での操作が容易に。よりフォトグラファーキットと一体化したかのような体験ができます。その他のモードもいくつか、UIが変更されているとのこと。

 動画撮影においては、全カメラで8K 30fpsと4K Dolby Vision撮影が可能な上、広角と光学4.3倍望遠での4K 120fps撮影に対応。1ミリ秒単位で補正されるハードウェアでの4軸光学手振れ補正と新世代のEISアルゴリズムにより、スムーズで安定した動画撮影が可能だといいます。また、4つのマイクにより、臨場感のあるスタジオレベルの音声収録ができるそうです。

 さらに、Andriodで初めて映画芸術科学アカデミーによって開発された、アカデミーカラーエンコーディングシステム(ACES)に認定。映画カメラレベルの色彩基準の4K LOG撮影ができるとしています。

 発売日・価格

 「Xiaomi 15 Ultra」は中国国内で3月3日に発売予定。価格は14 Ultraから据え置きで6499元(約13.4万円)から。

 フォトグラファーキットは別売りで、単体で999元(約2.1万円)、Xiaomi 15 Ultraとの同時購入で699元(約1.4万円)で発売されます。

 なお、Xiaomi 15 Ultraは3/2にグローバルでも発表される予定です。

スペック

 スペックは以下の通り。

OS Xiaomi HyperOS 4 (Android 15)
SoC Qualcomm Snapdragon 8 Elite
メモリ 12/16GB LPDDR5X 
容量 256/512GB,1TB UFS 4.1
画面 6.73型 WQHD+ (3200×1440)
有機EL LTPO
1-120Hz可変リフレッシュレート
局所ピーク輝度:3200nit
1920Hz PWM調光
マイクロクアッドカーブディスプレイ
カメラ 広角:23mm 5000万画素 LYT-900
1.02″型 1.6μm f/1.63 OIS
超広角:14mm 5000万画素 ISOCELL JN5
1/2.76″型 0.64μm f/2.2 AF
5cmマクロ
光学3倍望遠:70mm 5000万画素 IMX858 
1/2.5″型 0.7μm f/1.8 OIS
10cmマクロ
光学4.3倍望遠:100mm 2億画素 ISOCELL HP9
1/1.4″型 0.56μm f/2.6 OIS     
インカメラ 3200万画素  
電池 6000mAh
90W有線急速充電
80Wワイヤレス急速充電
18W有線逆充電
寸法 161.3×75.3×9.35(9.48)mm, 226(229)g
※括弧内はグリーン・ブラックシルバー
カラー ホワイト・ブラック・グリーン・ブラックシルバー
その他 3D画面内超音波指紋認証
ステレオスピーカー
USB 3.2 Gen2
IP68
X軸リニアモーター
衛星通信
情報元Xiaomi
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