Qualcommが10月24日にSnapdragon Summitでの発表を予定している次世代スマホ向けSoCの「Snapdragon 8 Gen 4(仮称)」のグラフィック性能に関して、現行モデルに比べて最大53%もの驚異的な進歩を遂げるかもしれないとの情報が投稿されました。GSMArenaが伝えています。
あるWeiboユーザーの投稿によると、Snapdragon 8 Gen 4が搭載するAdreno 830の動作周波数は1.15GHzになるようで、グラフィック性能を計測するGFX BenchのAztec Ruins Highテストで125fpsを記録したとのこと。
これは、Snapdragon 8 Gen 3が搭載するAdreno 750の96fpsと比較し、約30%程度の向上となります。また、3DMarkのWild Lifeオフスクリーンテストでは166fps、Wild Life Extreme Unlimitedでは44fpsを記録。Snapdragon 8 Gen 3と比較して、46~53%程度の性能向上がみられたようです。
また以前にはリーカーのIce Universe氏が、スナドラ8Gen4に搭載されるAdreno 830が最大1.25GHzの動作周波数でテストされていると伝えていました。今回のベンチマーク結果は、あくまで正式発表前のテスト用デバイスによるものであるため、正式発表時にはGPUが1.25GHzで動作し、より高い性能を発揮する可能性もありそうです。
Snapdragon 8 Gen 4を搭載して発表される最初のスマートフォンは、Xiaomi 15シリーズにOnePlus 13、iQOO 13になると予想されています。また、Galaxy S25 Ultraのベンチマーク結果も登場しているようですが、これまでのGalaxy端末に搭載されていた「Snapdragon 8 Gen x for Galaxy」のように高性能なチップが用意されるかどうかは不明です。
Snapdragon 8 Gen 4は来月24日以降のSnapdragon Summitで発表予定で、同チップを搭載したスマートフォンはその直後に発売される見込み。