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Gemini in Chromeが米国外へ初展開。日本語対応も追加

 米国だけだったブラウザAI、ついに海外へ。

 Googleが、Chrome内蔵のAIアシスタント「Gemini in Chrome」を米国外へ初めて展開すると発表しました。新たにカナダ、インド、ニュージーランドの3か国が対象に加わり、日本語を含む50超の追加言語に対応します。

 Gemini in Chromeは、2025年9月に米国で提供が始まった機能です。ブラウザ右上のアイコンのほか、キーボードショートカット、MacのメニューバーやWindowsのシステムトレイからも呼び出せます。フローティングウィンドウまたはサイドパネルとして表示され、タブを切り替えずにAIへ質問できる仕組みです。

 Gemini in Chromeの大きな強みは、ユーザーが共有した最大10個の開いているタブの内容を横断して比較・整理できる点にあります。たとえば複数のショッピングサイトを見比べたり、複数ページの情報をまとめたりといった使い方が可能です。タブを行き来して情報をコピー&ペーストする手間を減らせます。

 Gmail、Googleカレンダー、Googleドキュメント、GoogleドライブなどのGoogle Workspaceアプリに加え、Google検索、Googleマップ、YouTubeの情報も活用できます。サイドパネルからメールの作成や送信、カレンダーへの予定追加まで行えるため、ブラウザが事実上のAI統合オフィスとして機能する格好です。なお、メール送信やカレンダーへのイベント追加など機微な操作については、実行前にユーザーへ確認を求める設計になっています。

 画像編集機能「Nano Banana 2」もGemini in Chromeに組み込まれています。ブラウザ上の画像をその場で変換でき、別のタブを開いたり、画像をダウンロードして再アップロードしたりする必要がありません。家具選びの場面で、室内の画像をもとに配置のイメージを試すような使い方も紹介されています。

 対応言語は、日本語のほかヒンディー語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)、ポルトガル語、ロシア語、スワヒリ語など。対応環境はChromebook Plus、Mac、Windows。今回の拡大では3地域向けにiOS版Chromeでも展開されます。

 Googleは今後、機能や対応地域、対応言語をさらに広げていく方針です。ブラウザという最も身近なソフトウェアにAIが溶け込む流れは、今後さらに強まりそうです。

 まだまだチャット形式のUIが主流なのと、GmailにGeminiが表示されているだけでもインパクトがあるので、Chromeのシェア維持に貢献しそうですね。

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