Googleは、同社がモバイル向けにリリースしている「Chrome for Mobile」において、「データ使用量の節約」機能を追加しました。
これは今までベータ版のみで提供されてきた機能ですが、正式版としてリリースされており、現在App StoreおよびGoogle Playにてインストール可能となっています。
本機能をONにすることで、Googleの「SPDY Proxy」がWebページのデータを圧縮してブラウザに受け渡すため、通信量を最大約50%節約することができるとされています。Web閲覧中の画像は、WebPに変換されることが想定され、一部画像が不鮮明になる場合があると説明されています。また、会社のイントラネットや携帯電話会社が提供する認証・請求に利用するサイトでは問題が生じる可能性があると注意を喚起しているので、利用シチュエーションに応じて適宜ON / OFFしたほうがよさそうですね。
本機能をONにするには、Chromeメニュー→設定→詳細設定→帯域幅の管理→データ使用量の節約から機能を有効化する必要があります。
昨今のモバイルデータ通信は、月あたり5GB / 7GBといった通信量に制限される傾向にありますが、こういった「Chrome for Mobile」の圧縮機能を使うことによって、通信量を賢く節約することができそうです。