動画編集者にはおなじみ?
アドビは、動画編集アプリ「Adobe Premiere」のiPhone版を、今月末にリリースすると発表しました。現在Apple App Storeで予約を受け付けています。
今回発表されたPremiereのiPhone版は、多くのプロクリエイターが使用するデスクトップ版の編集ツールを、高速かつ直感的に使えるモバイルアプリとして再設計したものだといいます。無料で利用でき、書き出した動画に透かしが入らない点も特徴としています。
デスクトップ版でおなじみのマルチトラックタイムラインを備え、フレーム単位での精密な調整が可能です。また、スタイル付きテキストに対応した「字幕を自動生成」機能や、無制限に追加できるビデオ、オーディオ、テキストレイヤー、4K HDR対応などにもチア王します。
生成AI「Adobe Firefly」を搭載。テキストプロンプトから動画や画像、音声といった素材を生成できるそうです。ほかにも自身の声を使って効果音を作成する「効果音生成」や、周囲の騒音を低減して音声をクリアにする「スピーチを強調」機能など各種AI機能を利用できます。
iPhoneでプロジェクトを開始し、より詳細な編集が必要な場合はPremiere Proにプロジェクトを送信してデスクトップで作業を引き継ぐことも可能だとしています。
なお、Adobe PremiereのAndroid版については現在開発中だとしています。
また、従来のモバイル向け動画編集アプリAdobe Rushは2025年9月30日以降、ダウンロード不能に。2026年9月30日には利用もできなくなるとのことです。