slug: xiaomi-miclaw-beta

OpenClawにあやかった名前。
Xiaomiが、自社の大規模言語モデル「MiMo」を基盤とするモバイルAIエージェント「Xiaomi miclaw」の招待制クローズドβテストを、2026年3月6日に開始しました。TechNodeなどが伝えています。小米技術の案内によると、今回は一般公募ではなく招待制の小規模なテストだそうです。
Xiaomi miclawは、ユーザーの意図を解釈し、アプリやシステムツール、エコサービスを呼び出してタスクの実行を目指すAIエージェントです。小米側は50以上のシステム能力とエコサービスを統合したとしており、従来の対話型AI助手とは異なり、実際の操作まで担う方向性を強調しています。ただし、製品はまだ技術探索段階にあり、安定性や複雑な場面での成功率は継続的に改善中だといいます。
記憶管理には3層構造の仕組みを採用しています。重要な判断ポイントの保持、冗長な対話の圧縮、コア指示のローカルキャッシュ最適化を組み合わせたもので、小米の説明では、20ステップ連続の複雑な操作でも当初の目的を見失いにくくしているそうです。
Xiaomiの「人・車・家」エコシステムとの連携にも対応します。Xiaomi miclawは米家プロトコルのクライアントを内蔵しており、ユーザーの許可を前提に、接続済みIoT機器の状態取得や制御コマンドの送信が可能だとのことです。エアコンや照明、セキュリティ機器などとの連携が想定されています。
動作の仕組みとしては「推論-実行ループ」を採用しており、モデルが段階的に必要なツールとパラメータを判断しながら処理を進めます。一方、現時点では端末側のモデルだけでは推論性能が足りないため、LLM推論やASR(音声認識)、TTS(音声合成)といった主要機能はクラウドを利用しており、オフラインや電波の弱い環境では動作しないと案内されています。機密情報については、端雲プライバシー計算によって敏感データを端末側で優先的に処理する仕組みだそうです。個人データはAIモデルの訓練には使わず、学習データは公開データセットや許諾済みデータに限ると小米は説明しています。
開発者向けにはMCPへの対応に加え、サードパーティアプリ向けのSDKも用意されています。アプリ側が自ら機能を宣言し、Xiaomi miclawが必要に応じて呼び出す仕組みを整えているとのことです。独立したプロンプトと権限サンドボックスを持つ子エージェントや、Python・JavaScriptのサンドボックス実行にも対応すると案内されています。
クローズドβテストの対象端末はXiaomi 17、Xiaomi 17 Pro、Xiaomi 17 Pro Max、Xiaomi 17 Ultra、Xiaomi 17 Ultra Leica Editionの5機種です。小米側は現段階では主力端末への導入を勧めておらず、事前バックアップも推奨しています。



















