Xiaomiの名物CEOである雷軍(Lei Jun)氏は、自身のWeiboにてXiaomiとしては2台目の電気自動車となる「Xiaomi YU7」をお披露目しました。2025年夏に正式発表を予定しているようです。
Xaiomiの初代電気自動車であるXiaomi SU7は、運動性能とコストパフォーマンスを両立しており、24年10月度の納車台数は2万台を突破している人気車種です。しかし、世界的な流行であるSUVではなくセダンタイプの自動車であり、SUVタイプの車両の投入が望まれていました。
Xiaomi YU7の情報はその名称と数枚の画像以外、現時点ではあまり明らかになっていませんが、Tesla Model Yをはじめとした電動SUV車両と競合すると考えられています。
デザインはXiaomi SU7の意匠を引き継いだものとなっていますが、足回りがSUVらしく重厚な印象を感じさせるものに変化しているほか、細かい点ではドアハンドルが必要に応じて飛び出すタイプに変更されています。
現時点でXiaomiは中国国内でのみXiaomi SU7を販売していますが、Xiaomi Globalにも特設ページを用意するなど、将来的に海外市場にも挑戦しようという気概は感じられます。車をその国で販売するのは、スマートフォンを現地で展開するのとは比べ物にならない保安上の検査や登録が必要となるため、なかなか難しいところ。
中国のEVメーカーは星の数ほど存在していますが、スマホと同様競争も著しく、海外展開したメーカーですらも破産しているなどレッドオーシャンと化しています。Xiaomiも、SU7を一台製造するにつき120万円の損失を生んでいるとも言われており、決して平たんな道のりではありませんが、より販売台数が見込めるSUVタイプのYU7を投入することによって、無事に生き残ってほしいところです。