Qualcommの今年のフラッグシップSoCであるSnapdragon 8 Eliteの後継となるチップが、より早期に登場する可能性が浮上しました。GSMArenaが伝えています。
今回の噂の情報源はWeibo上で活動するリーカーの数码闲聊站氏。同氏によれば、Qualcommは2024年の10月にSnapdragon 8 Eliteを発表したばかりですが、早くも後継モデルとなるSM8850の開発は順調に進んでいるとのこと。
このチップは前モデルよりも早い時期、具体的には年央頃に発表される可能性があるそうです。また、このチップはSnapdragon 8 Eliteと比較してGPU性能が大幅に向上し、TSMCのN3Pプロセスで製造されると伝えられています。
Qualcommがなぜ発表を前倒ししたかについては全く分かっていません。しかし、背景には中華スマホ市場や中華メーカーへの配慮があるのかもしれません。一般的に、中華メーカーのフラッグシップモデルは秋から年末にかけて発表される傾向があります。
Qualcommが最大の市場である中国のメーカーに対し、年間最大の商戦期である11月11日の独身の日や年末商戦に間に合うよう、余裕をもって新チップを提供するために発表時期を早めたのでは、と妄想してみました。