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アマゾンのFireタブレットからFire OSが消える?「普通のAndroid端末」になるとの噂

 米9to5Googleは、AmazonがFireタブレットの製品ラインナップを大幅に刷新し、本格的なAndroid OSの採用を準備しているとReutersの報道を引用する形で伝えました。この新しいAndroidタブレットは来年にも発売される可能性があり、価格は400ドル程度と、現行モデルよりも高価になる見込みだそうです。

 AmazonのFireタブレットは、発売当初からAndroidをベースにしてきましたが、搭載されている「Fire OS」はGoogle Playストアへのアクセスができないなど、大幅にカスタマイズされたものでした。今回の刷新は、社内で「Kittyhawk」と呼ばれる複数年にわたるプロジェクトだそう。

 この動きは、Amazonが自社の「Amazon Appstore」を、FireタブレットやFire TVを除くAndroidプラットフォーム向けに提供を終了するタイミングと重なります。これにより、FireタブレットはGoogleのサービスをフルに活用できる、より一般的なAndroidタブレットへと生まれ変わる可能性が出てきます。

 新しいタブレットの価格としては、400ドルを検討しているそうです。現在60ドルから80ドル程度で購入でき、最上位モデルの「Fire Max 11」ですら通常価格230ドルである現行ラインナップとは一線を画します。ただし、このプロジェクトは財政的な懸念などから遅延、あるいは中止される可能性もあると関係者は警告しています。

 一方でAmazonは、今年後半からFire TVの基盤OSをAndroidから独自OSへ切り替えると報じられており、タブレットとテレビ製品で逆の戦略をとる可能性もあり、続報に注視する必要がありそうです。

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