5Gスマホの電池持ちは?ファーウェイとOPPOの人気5G機種、バッテリー持続と充電性能を比較

掲載日時: 2020/01/31(金) 23:11

 中国の各スマホメーカーは、旗艦機種はもちろん、中価格帯まで「5G対応」の機種を次々と投入しています。

 5Gとなれば、単純にアンテナ数が増える上に、データ計算量も増加するため「バッテリーの持続時間」がまたまた問題になるのではないか?何か新しい技術が載るたびに言われていますが、デジタル機器が避けることのできない問題ですね。

 中国「浩瀚数碼科技」は、4千元(6~7万円)価格帯の人気5Gスマホ2機種、華為(Huawei)nova 6 5GとOPPO Reno3 Proのバッテリー持続力と高速充電機能を比較しました。

 5G通信環境下でのテストレビューは基本的に日本国内ではできないことですし、特にご紹介します。

電池持ち比較「OPPO Reno 3 Pro 5G」VS「Huawei nova 6 5G」 

テスト条件

 テスト方法は、「日常的に高い頻度で使用する場面」として、動画視聴、TikTok、Weibo(TwitterのようなSNS)、ゲームなどを5時間使用してみたとのこと。5GネットワークをONにし、明るさ、音量はいずれも50%。電池容量は、Reno3 Proが4025mAh、nova 6 5Gが4200mAhと、nova 6 5Gのほうがやや大きめ。

 それでは、次にテストの課程を見てみましょう。

動画ストリーミング視聴対決

 最初のテストは、動画のストリーミング視聴。1時間後、Reno3 Proの電池消耗率は9%、nova 6 5Gは10%と、かなり近い数字。いずれも使用上問題ない範囲だといいます。

 これはバッテリーとは関係ない話ですが、nova 6 5GのダブルパンチLCDディスプレイよりもReno3 Proのシングルパンチダブル曲面OLEDディスプレイの方が、完成度も画質もよく感じるとのこと。

ゲームプレイ対決

 次に、スマホゲームでのテスト。テストに使用されたゲームは、スマホゲーム世界一を誇る「王者栄耀」と、「和平精英」。

 プレイ中、両機種とも固まることなくスムーズに動作し、5Gネットワーク下だと4Gよりも遅延が少なかったとか。

 1時間プレイしたところ、電池消耗量は以下の通り。

 どちらも動画視聴より消耗が激しかったようです。

(左:OPPO Reno3 Pro 右:华为nova 6 5G)

SNS対決

  お次はTikTokとWeibo。どちらも「若者の暇つぶし必需品」だといいます。ゲームと同じように2時間いじった後、Reno3 Proの電池消耗量は16%、nova 6 5Gは15%と、いずれも「満足のいく数字」だといいます。

 スムーズなスクロールやゲームに有利とされる、高リフレッシュレート。Weibo(ツイッターアプリみたいなもんとご理解ください)を閲覧する際に、nova 6 5Gより、さすが90Hzディスプレイ対応のReno3 Proの方が滑らかにタイムラインをスクロールできたとのことです。「バッテリー消費増えるだけで、どうでもよくない?」と感じたのは私だけではないと思います。

(左:OPPO Reno3 Pro 右:华为nova 6 5G)

 以上、5時間使用したところ、バッテリー持続力は甲乙つけがたく、総消耗率はReno3 Proが60%、nova 6 5Gが61%と、一般ユーザーの日常使用状況からみても、いずれも優に丸一日使用できるレベルで、5Gによる電池消耗問題は心配する必要がない、と結論づけています。

急速充電の性能

 お次は、高速充電能力について。Reno3 Proは増強版VOOC高速充電4.0、30W(5V\6A)。nova 6 5Gは40W。両者、電池残量1%から、ヨーイドンでテストしたのこと。

 充電曲線図によると、Reno3 Proは充電完了まで55分、nova 6 5Gは63分。充電速度も、ともに5Gスマホの主流モデル水準以上だといいます。なお、数分の差がついていますが、充電後半になってもReno3 Proは依然として高い充電速度を示している一方、nova 6 5Gは速度が落ちている、とのこと。

総評

 以上のテストによると、OPPO Reno3 Proと華為nova 6 5Gともに、満足できるレベルとのこと。

 バッテリー持続力については引き分け、快速充電はReno3 Proがやや勝るものの、日常使用だとともに消費者のニーズを満たすことができるだろう、と結論づけています。

 昔は新しい技術や規格が入ると、ホッカイロになったりバッテリーが半日しか持たなかったり、「地雷」のようなイメージがありましたが、OPPOと華為の5Gスマホはまともに使えるようで安心ですね。

 日本での発売と、日本の5G商用ネットワーク整備実現が楽しみです。

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