このライターについて
あやさん
上海に3年間住んだことのある、元家電業界新聞記者、行政書士です。スマホの他にも、デジモノ、白物家電の店頭取材記事や、中国ネットニュースの翻訳記事を書いていきます。オリンパス推しです。
欧米、中国ではガソリン車から電動自動車、EVへという大きな流れがあり、中国メーカーが勃興している一方、日本メーカーは取り残されている感もあります。EV車はスマート家電の一種として、インターフェイスデザインも重視されているところ、「そんなもん日本メーカーに作れるわけなくない?」とも思ったりしますが、「今のEV車では日本のガソリン車に勝てない」という論説記事が中国「騰訊網」に掲載されていました。「おお...
「動画配信」は、ネットフリックスやアマゾンプライムビデオのような映画やドラマといった作品を配信するものと、TikTokのようなショート動画アプリに大きく分けられます。中国では前者の「長視頻」、つまりロング動画と呼び、百度(baidu)子会社の「愛奇芸(iQIYI)」や、テンセントの「騰訊視頻」、アリババ参加の「優酷(youku)」などがあります(このあたりのロング動画サービスは、日本の映像コンテン...
中国には中国移動、中国聯通、中国電信と3社の国営通信キャリアがありますが、11月1日に中国移動通信集団と大手ECサイトの京東科技が戦略合作協議(提携契約)を締結、11月2日に中国電信がアリババの阿里と戦略合作協議を締結し、同日、中国聯通がインターネットプラットフォーマー最大手の騰訊(テンセント)と共同出資し新会社を設立したことが明らかになりました。国営企業とIT民間大手の提携が大きな流れになってい...
かつては家電メーカーといえば国産、日本メーカー!……という時代もありましたが、まず三洋電機がなくなり、その後もエンタメと金融ばかり元気なソニー、重電メインの三菱電機、日立、台湾系企業になったシャープ、事業を売却しすぎてもはや何屋さんなのかよくわからない東芝と、今ではエレクトロニクス中心でやっている国内主要メーカーはパナソニックだけとなってしまいました。日本家電メーカー最後の砦というべきパナソニック...
Twitterで表示されるゲーム広告は「中華ゲーム」ばかり、というのは今に始まったことではありませんが、最近はJR山手線に「原神」ラッピング電車が登場するなど、中華ゲームの日本での存在感がより一層増していると感じます。中華ゲームが海外進出を始めたきっかけ、成功要因、各国市場の特徴など、中国「経済観察報」の記事をもとにお伝えします。きっかけはゲーム発売許可の「総量規制」中華ゲームの海外進出はここ4,...
AIイラストの波は中国にも。人気絵師風の絵が出せるとか、勝手に学習データとして取り込むなといったお気持ちを表明する方も多く、盛り上がっている(?)「AI作画」ですが、こういった技術は中国企業が大好きといったイメージもあり、向こうではどのような話になっているのか気になるところ。作画AIは絵師に取って代わるのか、人と作画AIはどう付き合っていくのか、中国「成都商報」の考察記事をご紹介します。AI作画愛...
先日、ヨドバシカメラ西口本店の前を通りかかったとき、ふと「パソコン、そろそろ仕事用と個人用を分けようかなあ」と思いつき、「最近のCPUってよくわかんないのよねぇ」と心の中でつぶやきつつフラフラとパソコン売場をのぞいてみました。どうやらレノボやHPでいい感じのスペックのノーパソを探すと、18万円くらいするようで、「うーん、そんなにハイスぺでなくていいんだけどなぁ」と思いつつ売場をあとにしました。とは...
中国ハイテク警察というお題の本シリーズ。ITを活用するにはITの開発、運用ができる人材がいないと話がすすまないところですが、前回とりあげた「中国人民公安大学」の卒業生が、IT分野でどんな活躍をしているのか見ていきたいと思います。中国の警察組織についてまず、所属について書いても「分局ってなに?」という話になると思うので、簡単に説明します。一応比較基準があったほうがイメージしやすいと思うので、日本の警...
インターネット決済が当たり前レベルで普及している中国では、送金と申し込みの気軽さから、個人消費金融もインターネットアプリに参入と言おうか、スマホメーカーや、ソフトウェアメーカーといった、IT企業がどんどん金融へ進出していきました。ところが2017年、高利貸し横行によって学生が自殺したりといった事件が相次いだため、ブチ切れた中国共産党によって次々と規制が課され、小額ローン市場は相当落ち着きました。中...
中国やEUで電気自動車の普及が進む中、ガソリン車、ハイブリッド車を作り続け、電気自動車での出遅れを指摘され続けてきた日本自動車メーカーですが、今年になってトヨタに始まりホンダ、日産と次々に純電気自動車ラインナップを発表。これまでの技術蓄積、実力のある巨人、日本の自動車メーカーが遂に本気を出したと話題になりましたが、ここでちょっとした疑問が持ち上がります。「電気駆動の機械と燃料駆動の機械って、車体は...
浙江省公安庁の広報ニュースとして、非拘束人員、つまり留置所や拘置所で拘束されない、保釈された被疑者と被告人の監視システム開発者のニュースが掲載されていました。「健康管理アプリに着想を得た」というこの開発者、プロフィールは次のとおり。鐘毅、1990年生、浙江杭州人、中国人民公安大学卒、復旦大学修士(在職中に取得)、中国共産党員、杭州市公安局科技信息化(科学技術情報化)局計算機応用管理科科長。「そうい...