vivo Pad3 Pro発表、どデカ13インチディスプレイにDimensity 9300搭載!?

掲載日時: 2024/03/27(水) 19:14

 vivoは、3月26日に行われていた新製品発表会において、ハイエンドタブレットの「vivo Pad3 Pro」を発表しました。

パフォーマンス

 vivo Pad3 Proは13インチの巨大なディスプレイを搭載したハイエンドタブレット。AnTuTuベンチマークスコア200万点を超える「Dimensity 9300」を搭載し、Androidタブレットとしてトップクラスの処理性能を誇ります。メモリは理論上7500Mbpsの転送に対応するLPDDR5Xを採用し、その容量は8GB/12GB/16GBから選択可能。

 ストレージも128GB/256GB/512GBを用意しますが、うち128GBのみは世代の古いUFS 3.1を採用し、それ以外は高速なUFS 4.0を採用しています。

 その画面サイズを生かし、37000㎟のヒートシンクを搭載。3次元的に放熱する機構を設計し、ゲームなど高負荷な状況でも安定した状態を長時間維持できるとアピールします。

ハードウェア

 ディスプレイは先に述べた通り13インチ。解像度は3.1K(3096×2064)で、144Hzのリフレッシュレートに対応しています。画面のアスペクト比は3:2で、Microsoft Surfaceと同等。4:3のiPadよりも若干横長で、16:9や16:10のアスペクト比を採用する多くのAndroidタブレットと比較すると縦に長い印象です。

 このサイズのタブレットらしく、スピーカーは4基のツィーターと4基のウーファー、計8基を備えます。「Super Audio 5.0」なる機能によって、ヘッドホンなしで空間オーディオを体感することができるとアピール。

 カメラはこのクラスにしてはあまり強くはなく、公式サイト内で触れられてすらいません。背面のカメラは1300万画素の単眼、インカメラは800万画素。インカメラは本体を横向きにした際に上に来る位置にあり、Web会議に適した配置となっています。

 バッテリーは11500mAh。70日間の待機が可能であるとしています。また66Wの急速充電に対応。充電に必要な時間は明かされていませんが、1万mAhを搭載し67Wの急速充電に対応した「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」は、68分での満充電が可能であるとしているため、同等の充電速度とするならvivo Pad3 Proは1時間強で満充電できることになりそうです。

ソフトウェア

 プリインストールOSはAndroid 14をベースとした「Origin OS 4 HD」。タブレット向けに最適化が施された、vivoの独自カスタムUIです。

 もちろん画面分割やマルチウィンドウなど、タブレット向けの機能が備わっているだけでなく、vivoのスマートフォンから自動でネットワークを共有する機能や、PCとシームレスにファイルを共有できる機能なども用意されています。

 「BlueLM」というvivo独自のAIを搭載。文章やWebサイト、ドキュメントを要約したうえで質問に回答する機能や、デバイス内の画像を素早く検索する機能に対応します。さらに、画像やテキストを認識し、ドラッグアンドドロップに対応するといった機能も。AIの定義が若干広い気がしなくもないですが、かなり便利そうです。

アクセサリー

 本体のアクセサリーは、タッチパッドを備えた専用のキーボードの「vivo 智能触控键盘3 Pro」と、スタイラスペンの「vivo Pencil2」を用意しています。

 vivo 智能触控键盘3 Proはキーボードつきカバーで、6527㎟のタッチパッドを備えるほか、タブレットの角度を0°から140°まで無段階での調整できるとしています。

 vivo Pencil2は本体にくっつけて充電できるスタイラスペンで、大きな特徴はありませんが柔らかいペン先と硬いペン先が最初から同梱しています。

このUIはさすがにAppleに怒られていいと思う

デザイン

 本体色はグレーと水色、淡い紫の3色。デザインはシンプルで、背面にはカメラバンプとキーボード接続用のポゴピン、そしてコーポレートロゴ以外に何もありません。OPPOやOnePlusのタブレットは背面のデザインが非常に凝っていますが、個人的にはシンプルなほうが好きです。

 厚みは6.64mmと特筆すべきレベルではありません。重量は679g。iPad Pro 12.9インチモデルとほぼ同等の重さで、これも印象深さはありませんね。

価格

 vivo Pad3 Proはメモリとストレージの構成によって4モデルが展開されています。最も廉価なメモリ8GB/ストレージ128GBモデルは2999元で、日本円にして6万2000円。ただし先述した通り、128GBストレージを搭載するこのモデルは、それ以外に比べてストレージの規格が古く、速度が落ちてしまう点には注意が必要。

 これに続いて、メモリ8GB/ストレージ256GBのモデルが3299元(6万9000円)、同12GB/256GBが3599元(7万5000円)、最上位の16GB/512GBが3999元(8万3000円)となっています。

スペック表

OS OriginOS 4 HD(Android 14)
SoC MediaTek Dimensity 9300 
メモリ 8/12/16GB
容量 128/256/512GB
画面 13型 3.1K(3096×2064)
144Hzリフレッシュレート
カメラ 1300万画素
インカメラ 500万画素
電池 11500mAh、66W
寸法  289.56×198.32×6.64mm,
678.9g
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情報元Vivo

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