會原 
これは面白い！
オプテージが運営するMVNO「mineo（マイネオ）」は、屋内の電波状況改善を目的とした「不感地」情報の投稿キャンペーンを開始すると発表しました。
下り速度が5Mbps未満の場所を報告したユーザーに500MBのパケットをプレゼントし、実際にDAS（分散アンテナシステム）が導入された場合はmineoコインを追加で贈呈するとのことです。キャンペーン期間は7月20日23時59分までとしています。
募集するのは、公共性の高い施設での電波状況に関する情報です。具体的には国公立大学や図書館などの教育機関、市役所や病院、大型商業施設、空港やイベントホールなどが対象となります。一方で個人経営の店舗や住宅、小規模オフィス、地下鉄などは対象外としているそうです。
参加者は専用アプリで通信速度を測定し、マイネ王の「レビューマップ」機能から結果を投稿する必要があります。投稿にはマイネ王への登録とeoID連携が必要で、パケット付与は1アカウントにつき1回までとなります。パケットの付与は8月中を予定しており、mineoコインについては2026年6月30日までにDAS導入が確定した場合に随時付与するとのことです。
「従来は各キャリアが個別にアンテナを設置していたが、複数キャリアでDAS設備をシェアすることで効率的な屋内電波環境の改善を目指している」とのこと。この仕組みを「屋内インフラシェアリング」と称し、物件オーナー、通信事業者、キャリアの三者がそれぞれメリットを得られるビジネスモデルとして展開しているそうです。
なお、マイそくプランの利用者については、プレミアム（最大5Mbps）契約者のみがキャンペーン対象となります。また医療機関など携帯電話の使用が制限される施設では、各施設のルールを守った上での協力を呼びかけています。
