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MediaTek、Googlebook向け「Dimensity CX C10 Max」発表。55TOPS NPU搭載

Dimensity CX C10 Maxの主要機能をまとめた公式図版

 MediaTekは9月21日、Googlebook向けのSoC「Dimensity CX C10 Max」を正式発表しました。

 MediaTekは、薄型軽量かつファンレスで終日使えるGooglebookを想定用途に挙げています。PC向け新ブランド「Dimensity Compute Experiences(CX)」の第1弾となる旗艦製品で、最初の搭載機について、LenovoのGooglebookが最初の搭載機となる見通し。

 製造プロセスはTSMCの第2世代3nmを採用。CPUは高効率コアを省き、高性能コアのみで構成する「All Big Core」仕様です。最大3.73GHzで動作するCortex-X925を1基、Cortex-X4を3基、Cortex-A720を4基備えます。GPUには11コアのArm Immortalis-G925 MC11を組み合わせました。

 AI処理を担う「MediaTek NPU 890」は、最大55TOPS(dense)の演算性能をうたいます。TOPSは1秒あたりに実行できる演算回数を兆単位で示す指標。INT8、INT16、FP16、BF16に対応し、MediaTekは端末上で動作するAIエージェントやGemini Intelligenceの処理に向けた設計だと説明しています。

 実行メモリは最大9600MbpsのLPDDR5X、ストレージはUFS 4.0をサポートします。ディスプレイ出力は内蔵画面が最大4K/60Hz、外部出力はDisplayPortのMST(マルチストリームトランスポート)による最大デュアル4Kに対応。モバイルノートとして持ち歩きつつ、据え置き環境では2枚の4Kモニターへ出力して作業するような構成も可能です。

 カメラの画像処理を担うISPには「Imagiq 1090」を搭載し、最大3200万画素のセンサーに対応。電子式手ぶれ補正(EIS)やHDR動画、Auto Zoomを備えます。通信面では最大7.3GbpsのWi-Fi 7に対応するほか、SoC単体としてはBluetooth 6.0もサポートします。

項目 Dimensity CX C10 Maxの仕様
製造プロセス TSMC 第2世代3nm
CPU Cortex-X925×1(最大3.73GHz、L2 2MB)
Cortex-X4×3(各L2 1MB)
Cortex-A720×4(各L2 512KB)
共有キャッシュ L3 12MB、SLC(システムレベルキャッシュ)10MB
GPU Arm Immortalis-G925 MC11(11コア)
NPU MediaTek NPU 890、最大55TOPS(dense)
INT8/INT16/FP16/BF16対応
実行メモリ LPDDR5X、最大9600Mbps
ストレージ UFS 4.0
ISP・カメラ Imagiq 1090、最大3200万画素
EIS、HDR動画、Auto Zoom
内蔵画面 最大4K/60Hz、DP/MIPI
外部画面 最大デュアル4K、DP/MST
動画デコード 4K/60fps、10bit HEVC/AVC/VP9/AV1
動画エンコード 4K/60fps、10bit HEVC/AVC、8bit HEVC
無線通信 Wi-Fi 7(最大7.3Gbps)
Bluetooth 6.0(SoCは対応、Googlebookでは非対応)
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