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不遇の米国Xperiaユーザー、Xperia 1 VIIIを無理やり5G接続したとの報告。

不遇の米国Xperiaユーザー、Xperia 1 VIIIを無理やり5G接続したとの報告。

 Redditにて、Xperia 1 VIIIのファームウェアや通信設定を書き換え、米T-Mobileの5Gネットワークへ接続できたとするユーザー報告が投稿されました。Android 17で動作している一方、Google Walletのタッチ決済は使えなくなったといいます。

 前提として、実はソニーのXperiaは米国市場での正規展開を縮小しています。2025年には米国の公式サイトからモバイル製品のセクションが削除されたことが報じられ、Xperia 1 VIIも米国では正規展開されませんでした。

 なので米国現地のファンが最新のXperiaを手にするには、海外版を輸入販売店などから購入する形になります。T-Mobileは、自社や認定販売店で販売していない端末の動作や性能を保証していません。今回の報告は、そうした環境で「どうにか使えるようにする」試行錯誤の一例というわけです。

 報告を行ったのは、r/SonyXperia内の「The future of Xperia in the US」スレッドに書き込んだsaturnlcs氏です。同氏によると、Swiftronicsで購入した「XQ-GE74」に以前の端末で有効化済みのSIMカードを挿した状態では、当初LTE+で利用できていました。

 そこから欧州向けモデル「XQ-GE54」用のAndroid 16ファームウェアへ書き換え、さらに同型番向けのAndroid 17へと更新。5Gの無線設定を変更し、通信事業者向けの設定ファイル「carrier_policy.xml」も、Googleの生成AIを使ってT-Mobileで利用するために修正したと説明しています。XQ-GE74向けの更新を待たず、別地域向けのファームウェアを導入した形です。

 設定ファイルについては、端末に元からあったcarrier_policy.xmlを、ほかの設定ファイルと組み合わせて使えるように修正したと補足しています。

 同氏は、OSの起動を管理するブートローダーを再ロックしようとして失敗し、アンロック状態で運用していると説明しています。この環境ではGoogle Walletのタッチ決済が使えない一方、Webサイト上のGoogle Payは動作するそうです。

 Googleの公式ヘルプでも、ブートローダーをアンロックした端末や、出荷時のソフトウェアを改変した端末では、Google Walletの店頭決済が動作しない場合があると案内しています。

 一方、同じスレッドでは、別のユーザーであるKindStrangerofGold氏が、Android 16のXQ-GE74では5G設定を維持したままブートローダーを再ロックできると説明しています。同氏はcarrier_policy.xmlを変更しておらず、n41で約400Mbpsが出ていると報告しています。

 他地域向けのROMを焼き、キャリア設定まで変更して5G接続にこぎ着けているユーザーの腐心には純粋に興味がわくものの、ソニーが公式に米国市場で健在ならこんな苦労もないのに……と思ってしまいます。

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