
海外版のXperia 10 VIは、発売時に「OS更新3回」と案内されていました。
しかし3回目にあたるAndroid 17へのアップデートについて、対象一覧から名前が抜けていた一方、サポート窓口からは「対象」と回答されたとの報告もあり、情報が錯綜。ファンの間で不安が広がっていました。
そして今回、ソニーは英国向けのサポートページで、Xperia 10 VIへのAndroid 17アップデートを提供しないと発表しました。
告知の題は「Xperia 10 VIのAndroid 17 OSバージョンアップに関するお知らせ」で、最終更新日は10月15日。ソニーは発売時にXperia 10 VIが3回のAndroid OSアップグレードを受けると案内していたことを認めたうえで、次のように説明しています。
「詳細な技術評価の結果、本機のストレージ構成に関連する制約により、Xperia 10 VIは当社が十分と考えるAndroid 17のアップグレード体験に対応しないと判断した。そのため、このアップグレードは提供しないことを決めた」
続けてソニーは「当初の発表に及ばないことを認識しており、この変更についておわびする」としています。ストレージ構成の何が制約になったのか、具体的な説明はありません。9to5Googleによると、Xperia 10 VIは実行メモリ8GB、ストレージ128GBの構成とのこと。
なお、セキュリティ更新の約束は変わらず、ソニーは、これまで案内してきたとおり発売日から4年間、セキュリティアップデートを提供し続ける方針。また、今回の問題はXperia 10 VIの技術仕様に固有のもので、ほかのXperiaには影響しないと説明しています。
Xperia 10 VIは2024年発売のミッドレンジ機で、発売時のOSはAndroid 14。ソニー英国のOSバージョン一覧ではAndroid 15、16まで更新されており、今回の決定で海外版のOS更新は約束の3回に届かず2回で止まることになります。
日本向けの公式製品案内では、Xperia 10 VIのOS更新はもともと「最大2回」と案内されていました。9月24日に伝えたとおり、国内のAndroid 17対象機種一覧にも掲載されていません。3回の約束が果たされなかったのは、あくまで海外版の話です。
告知を紹介したRedditのスレッドでは厳しい反応が相次いでおり、別の投稿では、予約時から3回の更新を約束されていたのにと憤り、ソニー製品から離れると宣言しています。
発売から2年以上たってから「やっぱり3回目は無理でした」と言われても、更新回数を信じて買った人は納得がいかないはずです。対象一覧に名前がないまま放置せず、理由を添えて謝罪した姿勢は誠実といえますが、「ストレージ構成の制約」の一言では何が足りないのか分かりません。国内ではXperia 10 VIIIが「OS更新最大4回」をうたっているだけに、ソニーには今回の制約が何だったのかを具体的に説明し、次の約束の重みを示してほしいところです。











